なぜ農業改革は進まないのか--停滞70年の理由【言論アリーナ】6/24

アゴラ編集部

g-arena_128アゴラ運営のインターネット放送「言論アリーナ」。6月24日(火曜日)は午後8時から1時間にわたって、「なぜ農業改革は進まないのか–停滞70年の理由」を放送します。

ゲストは農業政策の改革論で著名な山下一仁キヤノングローバル戦略研究所研究主幹です。アゴラ研究所の池田信夫所長と議論をします。


ニコ生入口はこちら。UstreamはこちらYouTubeの「言論アリーナチャンネル」でも放送後に公開します。

写真はイメージ

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安倍自民党政権は農業改革を打ち出しました。政府の規制改革会議が、農作物のところが集荷、販売を担うJA全中(全国農業共同組合中央会)の廃止を5月に求めました。ところが、その廃止が自民党との議論で撤回されました。TPPでは問題になる農作物の関税化交渉が進みません。裁量的な補助金、価格維持政策という利権の構造には手つかずです。

農地の小作農への払い下げという農地解放(1947年)という大改革が行われてから、ほぼ70年にわたって日本の農業はあまり姿を変えません。小規模経営の農家に作物価格を維持するための補助金が支払われ、その分配が自民党長期政権の中で利権となりました。役に立つのか不明な農業関連団体もたくさん作られています。そして日本の農業は国際競争力を失っています。このままでいいのでしょうか。

img_fellows_yamashita_m山下氏は元農水官僚。その中で、日本農業の国際化と競争による再生という、これまでの日本の政策とは真逆の主張をしてきました。山下氏の主張は、経済学者、農業学者の大勢が支持しているのに、なぜか政策には反映されません。池田信夫氏とは、共に経済産業研究所で研究者として活動しました。山下さんを招き、なぜ改革が進まないのかを分析します。

「言論アリーナ」はこれまで週1回の放送でしたが、これから原則として週2回に増やし、時事問題を分かりやすく伝えます。アゴラ研究所に加えて、いくつかのシンクタンクが協力して映像番組を提供します。アゴラ研究所は、この「アリーナ」(集会場、劇場)を、視聴者の皆さんと共に政策を考え、社会を変える場に発展させていきます。