自家製ビールのアルコール度は1度以下です

アゴラ編集部

梅雨明けもして去年ほどではないにしろ、夏らしく暑くなりました。ビールが美味しい季節でもあります。

日本国(国税庁)は、自家製ビールの場合、アルコール分1度以上にならないことを条件に認めています。またビールの製造免許自体は、年間製造見込み量が60キロリットル以上でないと受けられません。これは酒税法第7条、第54条で決められてるんだが、酒税が高過ぎると「密造酒」が横行することになる。


税を徴収する側は、このへんの按配に気をつけないといけません。サル酒というように、酒を造るのは簡単。しかし、ビールをちゃんと造るためには、徹底した殺菌と温度管理が必要です。

アサヒビールがスーパードライの大増産体制に入ったとき、当時の樋口廣太郎社長が「日本中のステンレスを買い占めろ」と号令をかけた。ビール工場にとって表面に雑菌の繁殖の原因となる凸凹の少ないステンレスは必須材料だったからです。アサヒビールはこのステンレスで名古屋工場を建て増ししました。表題の記事では米国における自家製ビールについて書いています。

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当方はサッポロ瓶ビールが好きです。

BGR
Ex-Microsoft engineer invents a new machine to help you brew the perfect batch of beer


エア・マンダレイ社とMRJ 最大10機の購入で正式契約 今後成長が期待されるアジア市場でもMRJ が高く評価される
三菱航空機株式会社
ホンダなど、各社から国産ジェット機が出るんだが、この三菱の「MRJ(三菱リージョナルジェット)」も売れ行きが話題になっています。英国で大規模な航空ショーが開催され、そこで商談が決まることが多いらしい。今回のリリースも航空ショー成果だったんでしょうか。また、米国イースタン航空へもMRJの売り込みに成功しつつあるようで、これまで全日空(ANA)などを含め150機以上のオーダーが来ているらしい。日本航空(JAL)がなぜか食指を動かしていないことも話題になっています。

見た目の多様さが繁栄のカギ トンボの色彩の個体差はハラスメントのリスクの分散を通じて集団を繁栄させる
東北大学
トンボがセクシャルハラスメントをする、というのは初めて知りました。レイプするのはヒトだけかと思ってたんだが、自然界ではけっこうありがちなことのようです。ただ、このハラスメントは「リスク」であり、集団の反映にとっては脅威なようです。何やら考えさせられる。これほどまでに多種多様なハラスメントが横行するヒトの社会はこれから果たして繁栄するんでしょうか。

There’s A Shocking Connection Between Eating More Chocolate And Winning The Nobel Prize
BUSINESS INSIDER
チョコレートの国民1人あたりの消費量が多いほど、その国のノーベル賞受賞者も多い、という相関関係について書いている記事です。なるほど、右肩上がりのグラフが形成されている。なんでも関係づければいいというものでもないんだが、この記事ではInternet Explorerの使用者が減るほど殺人事件も減る、という相関関係も示されている。ようするに、同じ変化があるものを重ね合わせれば、なにか意味のありげな相関関係が証明できるかも、という話で、ありがちな詐欺の手口にも使われることがあるので要注意です。
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NEJM

Blood changes in monkeys near Fukushima
nature
日本獣医生命科学大学の研究者らが、福島県福島市の野生ニホンザルと青森県下北半島の野生ニホンザルを比較して調査したところ、福島県のニホンザルの血球数が有意に少ないことがわかった、という研究です。白血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値がそれぞれ少なかったらしい。原因が福島第一原発の事故によることはまだ確認されていないんだが、あれだけの大量の放射性物質が漏れたわけで、周辺の野生生物にまったく影響が出ない、ということは考えられない。また、福島県のニホンザルの場合、未成熟の個体のほうが影響が大きく、もし原発事故が原因だとすれば、若いサルのほうが放射性物質に対して弱いのではないか、と研究者が言っているようです。


アゴラ編集部:石田 雅彦