カロリーゼロの人工甘味料はダイエットに効果ゼロ?

アゴラ編集部

我々は、味覚を口腔内の舌で感じます。基本的には、苦味、甘味、塩味、うま味、酸味、などなど。これらは、生命維持に欠かせない食物が、果たして食べられるものか、それとも害を及ぼすか、食べたら死ぬか、鋭敏に知らせてくれるセンサーになっている。五感、といわれるセンサーの役割は、生命維持に関するセンサーというわけです。

しかし、最近の研究によれば、腸の中にも味覚センサーがあることがわかってきました。糖の甘味を感じる味覚受容体が腸にあり、いくらカロリーゼロとうたわれている人工甘味料を使っても、腸内のセンサーがその甘味を感知した結果、食物からの糖分摂取を増やすことにつながっているらしい。小腸における糖の過剰摂取により、サッカリンなど人工甘味料を使ったダイエットの効果が薄れる、というわけです。


表題の記事では、人工甘味料は普通の砂糖水より血糖値を上昇させ、むしろ有害、という研究結果を紹介しています。この記事によると、人工甘味料によって腸内細菌が変化することが理由の一つとわかったそうなんだが、こうしたメカニズムが解明されることで、より効果的な人工甘味料が開発されるようになるかもしれません。

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腸内細菌の一種。Credit: Weizmann Institute of Science

livescience
Artificial Sweeteners May Boost Blood Sugar, Study Finds


British music industry added £3.8bn to the UK economy in 2013
the guardian
スコットランドの独立問題で揺れる英国は、そうは言っても五輪以来けっこう元気です。この記事では、音楽産業がかなり稼いでいる、と書いている。前年比9%増。ただ、CDやネット配信による利益は減少しているそうです。増えた原因は、ソングライターへの印税や海外ツアーによるもの。やはり、ライブ活動が重要のようです。

Minecraft: Can this simple computer game build on its £1.5 billion promise?
The Telegraph
「マインクラフト」で有名なスウェーデンのゲーム会社のMojangを、Microsoftが25億ドル(約2700億円)で買収したと発表して話題になっています。このゲーム、派手な演出はないんだが、地下資源をモンスターと競いながら獲得していく、という単純で「深い」展開が世界中のファンに受け入れられたらしい。プレイヤーによって展開が異なり、多種多様な経緯や結末が用意されています。この記事では、同じように世界中に広まって外貨を稼ぎ続けるデンマークの「LEGO(レゴ)」と比較し、「マインクラフト」はデジタルレゴだ、と書いている。もしそうならMicrosoftは安い買い物をした、と言えそうです。9月13日(土)から9月28日(日)まで東京原宿のグッチ新宿3階イベントスペースにて開催。
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グッチ新宿にて、チームラボによるアート展『Infinity of Flowers』開催!
VOGUE
東京大学発ベンチャー「チームラボ」による展覧会の紹介です。彼らはメディアアートを通じてビジネスソリューションなどを発信しているらしい。今回の展覧会はグッチとコラボしたもの。観覧者は、花の映像で埋め尽くされた8メートルの壁面へ入っていく、というような仕掛けも用意されている。一種の双方向サイネージのようなものでしょうか。
チームラボ「Infinity of Flowers」より。

This 8-Year-Old Makes $1.3 Million A Year By Posting YouTube Videos
BUSINESS INSIDER
8歳の男の子の動画が、約1億5000万円ほど稼ぐ、という記事です。オモチャを紹介しているんだが、同じくらいの年代の子どもたちがこぞって視聴しているらしい。これを大人がやっても子どもは見ないんでしょうね。


アゴラ編集部:石田 雅彦