ローカルフードは、その土地で食べるのが、やっぱり一番 --- 内藤 忍

アゴラ

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スリランカから帰国しました。フェイスブックで写真をずっと掲載していましたが、スリランカ滞在中の食事は「すべてカレー」でした。

朝ごはんはホテルのビュッフェで、ダール(豆のカレー)からチキンカレーまで。お昼も視察先のレストランでカレー。中華料理のお店でも、カニカレーを発見して、わざわざ食べるほど。ディナーも土地開発大臣との会食も、もちろんカレー。結局、コロンボからトランジットのクアラルンプールのフライトまで、9食続けてカレーを食べ続けました。


別に記録を意識して、無理に食べていた訳ではありません(笑)。不思議なことに、スリランカの気候の中で食事をしていると、何回カレーを食べても、食べ飽きないのです。

食べるものだけではなく、飲み物も同じです。スリランカにはライオンビールというローカルビアがありましたが、パンチが効いてしっかりとした、スリランカのカレーに負けない味わいです。

これがカンボジアに行くと、アンコールビアというのがあって、こちらは爽快感があって軽めの味わい。カンボジアのあっさりとした料理と気候にピッタリなのです。フィリピンには、サンミゲル。タイにはシンハ。どれもその土地の食事と気候にぴったりです。

現地で食べたり、飲んだりすると、どこの国に行っても、美味しいものがたくさん見つかります。ところが、日本に帰ってきて、懐かしくなって、それぞれの国の料理や飲み物を専門店で食べてみても、感動はあまりないのです。日本では、やっぱり日本食と日本のお酒が最高です。

食事とは、長年の試行錯誤によって、その土地の気候や農産物にベストの方法が生き残ってきたのだと思います。美味しいのは、ある意味当たり前なのです。

だから、ローカルフードの醍醐味は、やはりその土地に行って、その国の人たちの暮らしを感じながらではないと味わえないのです。

スタディ・ツアーで海外に出かける時は、不動産の物件の吟味だけではなく、食事をする場所についても、しっかり吟味しています。カンボジア、フィリピン、タイ。それぞれのとっておきのレストランに10月、11月とご案内したいと思います。

カンボジア スタディ・ツアーは10月24日から。タイ スタディ・ツアーは11月1日から。フィリピン スタディ・ツアーは11月7日からになります。

編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2014年10月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。