「政治的に」今年を10倍楽しむ方法! 上半期・統一地方選挙編 --- おときた 駿

アゴラ

明けましておめでとうございます!

年賀状を書かないので干支の感覚がまったくなかったのですが、テレビ番組を見てひつじ年であることに気づいた不届きものです。

※政治家が年賀状を書けない理由はコチラ

さてさて、2015年は政治的にどんな年になるでしょうか。


政治に無関心でいられても、無関係でいることには誰にもできません。だったら、ポイントを押さえて楽しんでしまおう!というのが本日の日記の趣旨であります。

今年と言えば、政治的にはなんといっても4月に統一地方選挙(首長・地方議会議員選挙)があります。

そもそも「統一」ってなんぞや?という話ですが、戦後まもない頃は文字通り、すべての地方自治体で一斉に選挙が行われていたのですね。

ところが首長のリコールや任期中の急逝、議会の解散などによって選挙の日程がズレる自治体が徐々に増え、その統一率は年々低下しています。

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(画像はWikipediaより)

特に政令都市以外の市区町村で統一率が低いのは、「平成の大合併」によって新しい自治体となったタイミングで選挙が改めて行われたという理由に拠るところが多いようです。

そんなわけで、統一地方選挙の日程で選挙がない方には申し訳ないのですが、有権者の数としては半分以上の方が4月に選挙・投票を迎えることになります。簡単にいうとこれを意識して日々過ごしてみましょう、ということです。

私も自分がこの世界に入る前まで気にしたこともなかったのでおそらくほとんどの人が気づいていなと思いますが、選挙の半年前になると街中に政治家のポスターが激増します。「二連ポスター」と言われる、顔が二つ載っているタイプです。

まあポスターはいいとして、これくらいの時期から普段見かけない政治家を通勤時間帯の朝や夜に駅で見かけるようになるはずです。(選挙の前だけ現れるのもどうかという話はありますが)

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こういう人たち。

なので、年明けの通勤から、どういう人が駅に立っているのか、その頻度や話す内容、スタイルなどをよく観察してみましょう。チラシを配っている人なら、もちろんもらって読み比べてみるといいですね。

また、ポストや新聞の折り込みチラシに政治家のレポートが入り始めるのもこれくらいの時期からです。反射的にまとめてゴミに捨てず、政治家のチラシが入っていたら拾い上げてみてください。

さらに付け加えると、普段ネットになんか見向きもしない政治家たちが、突如としてTwitterで頻繁につぶやいたり、ブログを付け始めたりするかもしれません。ご自分の地方自治体の地方議員のネット発信状況を、今から確認してみると良いと思います。

以上まとめますと、まずは大前提として4月に選挙があることを認識した上で、

・駅にどんな政治家が立っているか、少しだけ意識して観察する
・ポストや新聞折込をチェックして、政治家のチラシを読み込んでみる
・選挙を控える政治家のネット発信状況をおっかけてみる

これらをすこし試みるだけで、4月の統一地方選挙がグッと面白くなること間違いなしです。

やはり頑張っている政治家と言うのは応援したくなるものですし、「応援したい政治家」が出来れば、今まで興味のなかった地方議会にも興味が出てきます。人柄にほれ込んだら、実際にその人の選挙を手伝ってみればなお良し!

「注目度が低い」
「興味がわきづらい」

と言われる地方議会選挙ですが、大事なのは『自分事』にしてしまうことです。

ぜひ皆さん、年明けから早速統一地方選挙の存在を意識して、自分たちの街の政治家たちに注目・観察・応援してみてくださいね!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また明日。

おときた 駿
◼︎おときた駿プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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編集部より:この記事は都議会議員、おときた駿氏のブログ2014年12月26日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださったおときた氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。