アメリカンなステーキは日本人の舌を満足させるか

アゴラ編集部

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初めて海外取材へ行ったのは、まだ昭和のころのグアム島でした。「Sizzler」で食べたステーキは、牛肉が贅沢品として育った当方の世代には衝撃的でした。また、分厚いステーキ肉をオーブンに入れて焼き上げるスタイルの「RUTH’S CHRIS」を、米国で初めて食べたときもその美味さに驚愕したものです。


これでもか、という感じでサシが入った和牛は苦手です。米国風の赤身カシカシ肉が大好きで、沖縄へ行くと必ず一度は「SAM’S」の鉄板焼きを食べなきゃすみません。月に2回ほど定期的にコストコへ通ってアメリカンビーフを買い、カミさんに焼いてもらうのが楽しみなほどレアで焼いた赤身のステーキが大好きです。

RUTH’S CHRIS」の東京店が米国大使館の目の前、虎ノ門にできたのは2007年のことでした。昔から米国大使館周辺には「LAWRY’S」や「麤皮」といった高級ステーキ店が多かった。さらにここにきて、米国のステーキチェーンが日本に進出を始めています。

昨年2014年2月には東京・六本木に「Wolfgangs Steakhouse」が、また9月には同じ六本木に「BLT STEAK」が開店しました。Wolfgangs Steakhouseは、今年2015年4月に大阪・梅田にも進出するらしい。これらステーキチェーンは、必ずしも安くありません。しかし、予約待ちが続くなど、かなり話題になってもいます。表題の記事では、米国のプライムリブステーキについて基本知識を紹介。プライムリブとは、牛の第6肋骨から第12肋骨の間の7部位のことだそうです。これを1ヶ月ほど「熟成」させて食べる。Wolfgangs Steakhouseはこの熟成肉で有名です。

霜降り肉に慣れきった日本人に、赤身カシカシのアメリカンビーフは受け入れられるのでしょうか。しかし、折からの円安もあり、今年はアメリカンビーフが、ちょっとしたブームになりそうなのは確か。高級ステーキ店へ行かずとも、コストコあたりで買ってきて自宅で焼けば、かなりリーズナブルに楽しめますよ。

BUSINESS INSIDER
Everything You Need To Know About Prime Rib, America’s New Favorite Cut Of Beef


Beans Do Not Belong in Chili
SLATE
豆類はチリに属していない、という当たり前のような記事ですが、チリソースと豆を合わせた料理はメキシカンなどに見られます。チリというのは中南米産の唐辛子のことで、テックスメックスのチリコンカーン(チリコンカルネ)にもチリと豆類が入っている。こうした北米の料理は、表題の記事にも書かれているように、その由来や起源がはっきりしないものが少なくありません。チリコンカーンは、戦後のメキシコで軍人によって「発明」されたようですが、本当にそうだったのかはよくわからないでしょう。

成田空港、14年総発着回数と旅客数が過去最高
Aviation Wire
羽田に押されっぱなしかと思いきや、けっこう成田も頑張っています。円安で外国人旅行者の来日が増えたせいらしい。しかし、過去最高、というのはもっとほかの要因がありそうです。この記事によれば、羽田の代替機能としての国内線増便やLCCなどの新規就航が影響しているようです。

値上がり前にどうぞ、7000円台は絶対に安いマウント・エデンのカベルネ
カリフォルニアワインのお勝手口
テーブルワインとしてはちょっと高いワインです。何かイベントとかお祝いとかで気軽るに開ける感じ。このランクのワインって、頻繁に飲むわけでもないし、成功体験が少ないんですよね。2000円前後のテーブルワインなら、いつもの、というのもありかもしれません。当方が貧乏なんでしょうけれど、これはなかなか難しい価格帯だと思います。

ついにキャズム超え–コミック市場の4分の1は、すでに電子書籍になっていた
Cnet
マンガは確かに電子書籍との親和性が高いコンテンツだと思います。マンガは基本的に読み捨てで、自宅に保持するものではない。かさばらないデジタル化が受け入れられるのは当然でしょう。ただ、文字系の書籍がそうなるかどうかはけっこう微妙かもしれません。


アゴラ編集部:石田 雅彦