統一地方選挙の候補者選定を考える

いよいよ統一地方選挙後半戦の投票日となった。

統一地方選を意識し、とくに年明けからこの間いくつかのコラムを書いてきた。
各媒体で書いたこうしたコラムを、投票日ということもあり、参考にと紹介しておきたい。

_<論点1>_政治とカネ、政務活動費、号泣県議の問題など政治家の資質に関する問題

昨年2014年は、ある意味で「これまでで最も地方議会・地方議員に関心が集まった年」だったのではないだろうか、言うまでもなく、それは皆さんの記憶に残る号泣県議に代表されている様な政治家とカネに関する問題、それもかつての「政治とカネ」とは比べ物にならない程大物感すらない、政治家以前に社会人としてどうなのか?、そもそも人としてどうなのか?とさえ思ってしまう様な問題すらあった。
東京都議会のヤジ問題、市川市における切手大量購入現金化疑惑から2つの百条委員会問題などなど、ここまで問題にされながら、今回の選挙で有権者に追求されなければ、2度と大きく変えていくチャンスはないかもしれない。
ぜひ、自分が投票しようと思う議員いついては、1度検索してみてから投票に行ってもらいたいとも思う。


【ズサンな政務活動費の追求など地方議会の徹底的な改革が統一地方選の大きな争点。有権者が追求しないと政治は変わらない】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52018864.html

【地方議会改革元年へ! 地方議員の「給料」全国ランキング】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52009087.html

__<論点2>地方議会の役割と、その議員構成をどうしていくべきかという問題
地方議会における議員構成を見ると、若手議員も女性議員もまだまだ数少ないというのが現状である。
こうした若手議員や女性議員の割合、各政党所属の状況などについて、都道府県ごとにランキングで調べてみた。
こうした各地域の状況を参考にしながら、自らの自治体議会の状況と比較してみるのも、自らの住む自治体のへの関心のきっかけになればと思う。
一方で、既存の政治へのアンチからと、短絡的に若い候補者だから、女性候補者だからと選ぶ事も短絡的に思う。若手政治家、女性政治家の中にも「ホンモノ」と「ニセモノ」がいる、投票の前には、是非、これまでの活動についても、せめて検索してみてはどうだろうか。

【地方創生のカギを握るのは「優秀な若手」である ~若手地方議員 都道府県別ランキング】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52025944.html

【最も女性が少ない議会はどこか? 女性政治家比率 都道府県ランキング】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52023858.html

【地方政治における政党の地域特性: 都道府県別政党割合ランキング】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52022675.html

【地方議員は年85日だけ議会に出て、議員提出議案は全体のわずか10%<データから見る地方議会の実態>】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52015323.html

__<論点3>地方自治体の課題と自治体の抱えている現状を共有しよう
ここの課題については、自治体によって置かれている立場も状況も違えば、抱えている課題についても異なる。
ただこれからの自治体にとって最も大きな課題が人口問題であり、人口減少に加え少子高齢化と言われる中で、とくにどのように生産年齢人口を呼び込むかは大きな課題となる。
また、もう一つの課題が右肩下がりにさえなりつつある自治体の財政状況についてだ。中でも公共事業や公共施設を取り巻く状況は、これまでから大きく変わって事になる。
今回の統一地方選挙における候補者選定においても、政策によって判断していくべきだという方々におかれては、是非、こうした自治体の置かれている現状についても共有していただければと思う。

【自治体のあり方を変える「社会的基盤維持管理費」の将来推計ランキング】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52021261.html

【「転出超過自治体」ランキング、ワースト3が判明。人口減自治体はどう転入を呼び込むか】
http://blog.livedoor.jp/ryohey7654/archives/52020465.html

こうした考え方は、一つの例でしかないとは思うが、投票へ行く前に、少し見てもらえればと思う。