「起業して、サラリーマン時代より良かったと思う「7つのこと」」の続編として、今日は「起業して、後悔している「7つのこと」」を書いてみようと思います。
1.「お金を借りる力」が無くなった
自分の会社を作って感じたことは、今まであった勤務している会社からの信用が無くなったことでした。銀行から不動産投資のお金を借りようと思っても、3年間の決算書が必要と言われ、ようやく今年になってから、少しずつ借入ができるようになりました。起業する人には、その前に必要なお金を借りておくことをおススメします。
2.何でも自分でやらなければいけなくなった
大きな会社では誰かがやってくれることも、自分でやらなければなりません。会議室の予約から、プリンターの紙の注文、交通費の精算まで、自分でやる仕事の範囲が大きくなりました。忙しい時には、このような細かい事務作業は大きな精神的ストレスになります。
3.仕事が無くなる恐怖感が強くなった
毎月決まった日に給料がもらえる生活から、通帳に振り込まれた収入から生計を立てる生活へ。定期的に入ってくる収入(連載している原稿料、不動産の家賃)などもありますが、それ以外は仕事をやった分だけお金がもらえる生活になりました。仕事の依頼が無くなったら?セミナーに人が来なくなったら?そんな恐怖感を、起業当初は強く味わいました。
4.会社の名前を覚えてもらえなくなった
知名度の高い会社から、「資産デザイン研究所」という会社に名前が変わって、なかなか社名が覚えてもらえません。社名ではなく、個人のキャラクターで認知してもらわないと、誰にも知られることはないと思い知り、露出を広げることの大切さを痛感しました。
5.仕事がいつも心の片隅に存在するようになった
大手の金融機関にいた時は、金曜日の夕方になると仕事の懸案事項も、一旦スッキリと忘れて週末を迎えることができました。今は、旅行に行っても常に心の片隅に仕事が存在します。仕事が「自分事」になったということでしょうか。
6.遊びと仕事の区別がつかなくなった
独立してからは、趣味でやっていたことが仕事になったり、仕事も趣味のようにやることが重要だと感じるようになり、遊びと仕事の区別がつきにくくなりました。自分で新しい仕事を次々に考えていくことが大切ですから、遊びの仕事化を常に意識するようになりました。遊びを遊びとして100%楽しめないのは、何だかつまらないと思ってしまうこともあります。
7つ目は、どうしても思いつきませんでしたが、今一番後悔していることは、「もっと早く起業すれば良かった」です。私が起業したのは48歳ですが、もし20代、30代ではじめていたら・・・。後悔の無い人生を送るためには、「やらないで後から後悔すること」をできるだけ減らすことだと、強く思います。
(写真は最近の仕事風景で、本文とは関係ありませんw)
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年6月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。