昨日、参議院予算委員会の閉会中審査がありました。
議題は、TPPを始めとする現下の政治課題(つまり国政の問題すべてがテーマ)。
日本を元気にする会からは、井上国対委員長と猪木最高顧問が質疑に立ちました。
井上さんは、元気会らしく提案型の質問。TPPは日本のブランド力を向上させることが重要であるとの観点から、多角的なアイデアが示されました。中国にコメを輸出した際には3倍もの価格で売れたという首相秘書官時代の経験を踏まえ、作物をファンドが買い取って輸出する仕組みをつくり、そこで得た富を農家に還元する方法や農産物市場におけるIT化の推進など。
また、日本を空路・回路及び情報等が集約するハブ(Hub)の国にしていくべきであるという考えも述べられました。
猪木さんは馳文科相と師弟対決を繰り広げました。
※馳文科相就任時からネット上で「師弟対決」に待望論(猪木氏ツイッターより)
馳さんはプロレスラー出身の初の大臣ですが、新日本プロレス在籍時に創立者である猪木さんから直接指導を受けており、師匠と弟子という間柄。冒頭で、猪木さんのおかげで大臣になれた旨の挨拶をし、気を使いながらの答弁で戦いにくそうな印象を受けました。
一方の猪木さんは、「卍固め」のジョークなどを交えながらも、手加減なしに攻めました。内容は、オリンピック・パラリンピック開催時期の見直しも含めた暑さ対策、平和の祭典であるという原点を踏まえた広島・長崎でのマラソン競技の実施等々。
大臣が用意した紙を読みながら答えたときには、「答弁を聞いていると、役所が作ったような感じがする。自分の意見を聞かせてほしい」と厳しい切り返し。
また、総理にはモンゴル・中央アジアを訪問したことの意義・成果について質問し、高市大臣には選挙権年齢が18歳以上へと引き下げられたことに関して高校に通っていない人にもしっかりと伝わる啓蒙活動を行うべきであるという提案も行いました。
日本を元気にする会には民間で様々な経験をしてきた専門家が集まっています。
委員会の場でもその知見をいかした(ただの揚げ足取りではない)提案をどんどん行い、真の第三極としての存在感をあげていきたいと思います!
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2015年11月12日の記事を転載させていただきました(タイトル改題、画像はアゴラ編集部)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。