田舎こそ職業X。「後継者縮小モデル」から脱却を! --- 井上 貴至

多くの田舎で、若者の人口流出が続いています。
その原因の一つと考えられるのが、「後継者縮小モデル」です。

例えば、ある事業者Aさんの後継者候補A’さん(多くはAさんの長男)。A’さんは小さいときから後継者としての教育を受け、本人もそういう意識を強く持っています。

ところが、Aさんの事業がうまくいかなければ、当然ながらA’さんは、Aさんの事業を継ぐことをできません。そのときに、同業のBさんの下で働くことができるかというと、たとえBさんの業績が素晴らしく人を雇う余裕があり、A’さんに十分な技術と経験があったとしても、Bさんの下でA’さんが働くことはなかなかできません。

なぜなら、A’さんはAさんの後継者として純粋培養されてきたから。
今さら同業のBさんの下で働くなんて「かっこわるい」「恥ずかしい」ことは、とうていできません。閉鎖的な地域では、後ろ指もさされることでしょう。

⇒ その結果、多くの場合、A’さんは地域の外に出て働くことになります。(役場や農協などのセクターで吸収できることもありますが、それにはもちろん限界があります。)

ところで、マクロ(地域全体)で考えた時、事業には必ず浮き沈みがあります。
 
 ●業績が素晴らしい事業は後継者が継ぎますが(多くの場合1人)、
 ●業績が芳しくない事業は誰も継がない、後継者候補が地域の外で働く

ということを世代を超えて繰り返すと、当然、地域の若者人口は流出を続けます。これが、田舎の「後継者縮小モデル」です。

では、「後継者縮小モデル」から脱却ためには、どうすればいいでしょうか。

それは、全く新しい職業Xをつくることです。
そのXがかっこいい、儲かるということならば、Aさんの事業を継ぐことができなったA’さんも、地域の中で働くことができます。
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さて、長島町では、現在、自治体採用革命!と称して、ビズリーチ社の「スタンバイ」を活用した地域おこし協力隊の募集を大々的に行っています。

詳しくはこちら。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68471295.html

● 観光について詳しく、旅行業界などと連携できる人材
● 化石に詳しく、分かりやすく説明することができ、観光や教育に生かせる人材

など24職種について地域での役割を明確化。
田舎暮らしはキャリアアップ。
これまでの経験、能力、人脈を思いっきり生かしてほしいです。

■応募はこちら
https://jp.stanby.com/ats/nagashima/jobs

そして、外から来た地域おこし協力隊が新しい働き方をする・見せることで、地元の若い人が、「生まれ育った故郷でこういう働き方もできるのか」ということを感じてほしいです。後継者縮小モデルからの脱却を目指しています。

全国初ビズリーチ社のスタンバイを活用した地域おこし協力隊の募集、かなり注目を集めています。あなたも地方創生の最先端、長島町へ!

【テレビ】
テレビ朝日
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000061893.html

【新聞】
日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO93628830U5A101C1LX0000/

ニュースイッチ(日刊工業新聞社)
https://newswitch.jp/p/2566

Q-BIZ(西日本新聞)
http://qbiz.jp/article/74331/1/

【ネットメディア】
アゴラ
https://agora-web.jp/archives/1659921.html

オルタナ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151105-00010003-alterna-soci&p=1

瓦版
http://w-kawara.jp/worklife-balance/vanishtown/

ジモトのココロ
http://jimococo.mag2.com/kyushu/kagoshima/nagashimachou/3336

政治山
http://seijiyama.jp/article/news/nws20151111-001.html

愛知豊橋・長坂なおとのブログ
http://nagasakanaoto.blog.jp/151109.html

BIZPOW
http://bizpow.bizocean.jp/independent/coearth/

FUTURUS
http://nge.jp/2015/11/08/post-123144

らふらく
http://laugh-raku.com/archives/19918

<関連記事>
田舎には仕事がないは本当か?都会の正社員だけではない働き方
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/67726321.html

将来「地元」で活躍するために、今「長島町」で修業しよう!
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68411468.html


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<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html

「かっこいい長島」を伝えたい
編集長やってます!【長島大陸食べる通信】
http://taberu.me/nagashima/


編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2015年11月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。