2016年1月10日、歌手で俳優のデビッド・ボウイが死去しました。
もちろん本職はミュージシャン。ロック界のカリスマ的存在です。音楽評は専門外なので、ここでは映画のお話しを。
映画出演(カメオ出演やナレーション、アニメの声の出演なども含む)にも積極的で、映画の代表作としては「地球に落ちて来た男」「ジャスト・ア・ジゴロ」「ハンガー」「戦場のメリークリスマス」「最後の誘惑」などが知られています。
中でも戦メリこと「戦場のメリークリスマス」は、日本の大島渚監督の作品なので、映画好き以外にも広く知られています。
美しく退廃的なルックスから、ミュージックビデオなどでは中性的な魅力にあふれているボウイ。実は俳優としてのキャリアも長い人でした。「バスキア」で演じたアンディ・ウォーホール役がハマッていましたっけ。
ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズは映画監督で、「月に囚われた男」や「ミッション: 8ミニッツ 」で並々ならぬ才能を見せていることも書き添えておきます。
1月8日、69歳の誕生日を迎えたばかりだったそう。死因はガンで、1年半も闘病生活を続けていたそうです。現代の高齢化社会では、69歳はまだ若い…ですよね。
ご冥福をお祈りします。合掌。
この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2016年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。