長島大陸から、東京は正直遠い。
片道6~7時間はかかる。(往復じゃないよ。念のため)
出張も、一苦労だ。
大勢の観光客を呼び込むことも難しい。
しかし、遠いからこその強みもある。
お客さんがほぼ必ず泊まるということ。
交通網が発達した現代では、大阪・福岡の日帰り出張は当たり前。札幌でも日帰りする人が少なくない。ところが、長島大陸は違う。泊まったお客さんと、夜にじっくり意見交換することができる。
一人一人としっかり向き合うことができるというのは、コミュニケーションが希薄化した現代社会の大きな強みだ。新宿の居酒屋では深まらなかった話も、長島大陸では深まる可能性がある。
獅子島の子落とし塾の学生たちが何日も何週間も長島大陸に滞在するのは、コミュニケーションの深まりに喜びを感じているからではないだろうか。
やみくもに、入れ込み数の増加を目指しても仕方がない。
置かれた環境を直視して、その強みを生かしていきたい。
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編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2016年2月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。