ALSでもカップ麺食べたい!食事の実態教えます --- 恩田 聖敬


今日は普段の食事について書きたいと思います。
この間久しぶりに、カップラーメン食べました。まだ、なんとか食べられました。美味しかったです(笑)

ALSの進行により、飲み込む力の低下、舌の動きの弱さ、むせやすさ、これらの症状を勘案して食べられるものを選んで食べてます。正直レパートリーはかなり限定されます。具体的に見てみましょう。

パン類×
パン類は口に入れると、上あごにくっついてしまい、私の今の舌では剥がすことが出来ず、食べられません。ハンバーガーとかももちろん無理です。私にとって、パンは存在しないのと同じになりました(悲)

麺類△
吸い込む力がないので、麺をすすって食べることは出来ません。パスタのように一口サイズに丸めて、口に入れれば柔らかい麺、もしくは麺に絡むソースやスープなら食べられます。年越しそばも同様の方法で食べました。太麺は飲み込めないので無理です。

ご飯物△
ご飯粒は最大の天敵です。一粒が喉に引っかかるだけで、地獄のむせを引き起こします。よって、高級寿司のような「口の中でシャリがほろりと崩れる」なんていうのはもっての外で、例えばカレーや天津飯、卵かけ御飯のように、ご飯粒が分離せずひとまとめで飲み込めるものは食べられます。

その他
去年の年末に、奥歯の上に直接食べ物を置いて貰えば、よほど固いものでなければ、噛んで小さくして飲み込めることが判明しました。肉や魚も小さく切れば、この方法で食べられます。

困ったときは?
あまり食欲がない時や、簡単に済ませたい時は、プリンを食べます。そこそこカロリーがあり、食べやすいので重宝してます(笑)

食べることは、私の人生において最大の楽しみと言っても過言ではありません。それが今や、生きるために食べる毎日です。食べ無くなれば、一気に進行する恐怖感もあり、無理に食べてることもしばしばあります。

会社帰りに、コンビニでアイス買って、摘み食いしていた日々が恋しいです。

恩田聖敬


恩田 聖敬(おんだ・さとし)
1978年(昭和53年)岐阜県生まれ。京都大学大学院卒業後、2004年複合レジャー施設「JJ CLUB 100」を運営するネクストジャパンに入社。2009年には取締役就任。その後グループ会社であるアドアーズの常務取締役として全国のゲームセンター店舗を回り、希望退職を実施し、大規模な改革を行う。親会社のJトラストでM&A等を担当した後、14年4月に岐阜フットボールクラブの代表取締役社長に就任。サービス業の経験と、会社管理の経験をフルに活かし、サッカービジネスにエンターテイメントの要素を導入も、社長就任と同時にALS(筋委縮性側索硬化症)を発症。病を公表後も社長業を続投したが、15年11月末の公式リーグ最終戦を以って病の進行により、止む無く社長を辞任。


この記事は、岐阜フットボールクラブ前社長、恩田聖敬氏のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年3月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。