2016年も既に4分の1が過ぎてしまいました。毎年この時期になるとやることは、年初に作った「今年やるべき100のリスト」の見直しです。
私が作った100のリストのうち、3月末までにやるべきこととしていたのが、26個。数えてみると、そのうち実現できたのは、本の出版、不動産の購入と売却、会社のロゴの変更など、10個ありました。達成率で計算すると、4割弱とまずまずの成績です。
このリストを作成したのは、年初のわずか3か月前ですが、見直してみるとその中には既に達成が不可能だったり、達成することにあまり意味が無くなってしまったものもあります。人生の大きなベクトルは、短期間には変わりませんが、達成したいと思っている小さなことは、日々変わっていくことを実感します。
「今年やるべき100のリスト」を年初に作るのが恒例になってしまいましたが、続けることに大きな意味があると思っています。
そのメリットの1つは、自分がその時にやろうと思っている興味の対象を客観視できるということです。頭の中にモヤモヤと入っている自分のやりたいことを言語化して視覚化することで、より明確に自分のことを理解できるようになります。人間とは自分のことが自分でわかっていない動物です。数ページにコンパクトにまとめることで、スッキリしてきます。
そしてもう1つのメリットは、やろうと思って毎年出来ないアクションを起こすきっかけになることです。
久しぶりに会いたいと思っていても、なかなか会うきっかけのない学生時代の友人。何となく時間が過ぎてしまって、そのままになっているのですが、100のリストに「○○君と会う」と書き込んだことで、連絡を取って再会できたことがあります。いつでもやろうと思うけどできる。でも、そう思っているうちにやらないで時間が過ぎてしまうことというのは意外に多いものです。
100のリストを作る手間やコストと、それによって得られるたくさんのことを比較すると、これほど費用対効果の大きな手法は無いのではないかといつも思います。
100のリストを作るきっかけの無い人のために、年末に「2017年にやるべき100のリストを作る会」を開催しようかと思いつきました。これは、年初に作ったリストには入っていない101番目の「今年やるべきこと」になりそうです。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年4月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。