クリントン候補、NY地下鉄の改札でお茶目な姿を披露

ヒラリー・クリントン候補、最近は予備選・党員集会でまさかの敗北が続いています。

ツイッターにまつわるこんな噂やCNNに対するクリントン贔屓へのデモ活動(CNNの親会社、タイム・ワーナーは米上院議員時代を含めたクリントン氏への献金企業ランキング8位)が展開されるなか、支持率も低下中。いつのまにか、サンダース候補が真後ろに迫っています。

いつのまにか、46.8%と45.8%でクリントン候補がわずかに上回る状況。


(出所:RealClearPolitics)

ただし上院議員として選出されたニューヨーク州では、54%対40%でNY市ブルックリン生まれのサンダース候補を引き離しています。果たして、19日の予備選で快勝できるのでしょうか?クリントン候補が漸く首を縦に振った現地時間14日の討論会が、天下分け目の決戦になりそうです。

その前に、クリントン候補があられもない姿を披露してしまいました。

動画は、出所元のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙のリンクをクリックすればご覧頂けます。


(出所:WSJ

選挙キャンペーンにNY市の地下鉄を利用しようとしたもののスワイプが上手くいかず、まごついてしまったんですね。地元のはずなのに、これは恥ずかしい・・。ちなみにMTAは乗車券としてカードの代わりにQRコードを導入する方針ですが、同じような悲劇が繰り返されそうな気がするのは筆者だけではないでしょう。

もちろん、サタデー・ナイト・ライブ(SNL)がこんなおいしい材料を料理しないはずはありません。ヒラリー演じるケイト・マッキノンが「NYを歩き回るには、地下鉄が一番よ!(The New York subway is the best way to get aroudn the town!)」と声高に宣言した刹那、カードを上手く通せずturnstileと呼ばれる改札に激しくぶつかってしまうなんて・・極めて古典的ながら、大笑いしてしまいます。

ヒラリーと言えばかつてエイミー・ポーラーでしたが、今はケイトの十八番。

(出所:Daily Mail)

オチが「タクシーで移動するのが一番よ(Cab is the best way to get around the town)」とは、お見事でした。クリントン候補のお茶目なシーンは、瞬く間にソーシャルメディアを駆け巡ったことは言うまでもなく。動画をご覧になりたい方は、こちらをチェックして下さいね。

クリントン候補はまだ笑えるから可愛いものですが、共和党候補のトランプ候補の暴言は頂けません。「中絶した女性には罰を!」なんて、いくらSNLでもジョークに昇華できないというものです。批判を受けて「中絶した医師を処罰せよ」と修正していましたが、後の祭りとはこのことでしょう。

(カバー写真:Hillary for America/Flickr)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年4月11日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。