東日本大震災時は何度も東北←→東京をトラックやバスで往復しましたが、運ぶ物資を徐々に変えていきました。
震災の翌々日から数日間で運んだ第1ステージは、飲料水、食料品(炭水化物系)、医療品、乾電池、衛生用品そして寒さを和らげるための衣料品。とにかく生きるために必要なものを緊急に運びました。
その後、第2ステージでは、食料品でもタンパク質やビタミン・ミネラルを摂取できるものにシフト。そして、調味料、充電器、子どもたちが遊べるおもちゃや絵本、そして書物を運びました。被災者から「米やパン以外のもが食べたい。子どもたちにストレスがたまっている」と聞いてのことでした。
最後の第3ステージでは、コーヒーや紅茶、電気ポット(T-fal)、お菓子、そして避難所に大量に積み重ねられた段ボールを使って「工作」を行いました。
テレビで避難所の状況を見ている皆さんはお気づきだと思いますが、体育館や教室などの広いスペースにブルーシートを引いての雑魚寝では、プライバシーが全くありません。寝ている顔が他人に丸見えでは、落ち着いて睡眠もとれず、益々ストレスが溜まってしまいます。
その為、物資が配られた後は廃棄を待つばかりの段ボール箱を使用し、簡単な「間仕切り」や、座椅子、テーブルを現地で作成したのです。
その時の様子はコチラ→ 福島でのボランティア
段ボール箱とテープ(できれば頑丈なガムテープ)があれば、誰でも簡単に作ることができますので、避難所にいる方、行かれる方には是非活用して頂きたいと思います。
作り方は、支援部隊に参加して下さった設計集団Learn-Network(ラーンネットワーク)鈴木さんのサイトをご覧下さい。(http://learn-network.main.jp/ )
熊本地震が発生して1週間。
エコノミー症候群や精神疲労で体調を崩される方が一気に増えるころです。
小さな役立ち情報でしかないかもしれませんが、ストレスを少しでも和らげるための一助になれば幸いです。
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年4月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。