参院選へ現役世代に響く政策を

衆議院北海道5区補欠選挙で野党統一候補の池田まき氏が惜敗した。

私たち民進党にとっても残念な結果だが、もともと故町村氏の弔い合戦の色彩の強い選挙戦を接戦まで持ち込むことができたことの意義は大きい。これは池田氏自身の懸命の努力とともに、候補者を統一したことの効果だと言える。

加えて無党派層の73%が池田氏に投票していることも興味深い。(共同通信の出口調査)統一候補が、支持政党を持たない層の受け皿になり得ることを示唆している。

一方で、年金や医療など社会保障を重視する人の中で、池田氏に入れた人(52%)は和田氏(48%)をわずかに上回るのみとなっている。

また、50代以上が池田氏優勢となっているのに対して、20代から40代は和田氏が優勢となっていることも注視すべきだ。

今後、参議院選挙に向けて、安保法制批判やアベノミクス批判だけでなく、国民の理解を得やすい独自の経済政策や福祉政策を打ち出していく必要がある。

特に、若い現役世代に響く政策が不可欠だ。

なお、今回の選挙結果を受けて、衆参同日選見送りの報道があるが、私は可能性は消えていないと思っている。

早急に、対策の強化を急ぎたい。


編集部より:この記事は、衆議院議員・玉木雄一郎氏の公式ブログ 2016年4月25日の記事を転載させていただきました(タイトル改稿)。オリジナル原稿をお読みになりたい方はたまき雄一郎ブログをご覧ください。