ペンシルバニア州など5州の予備選の結果、民主党ではヒラリー・クリントンの指名がほぼ固まり、共和党でもトランプを避けることが難しくなった。
そこで、注目は副大統領候補に移りつつある。二人とも高齢だし、失脚する可能性もあるからなおさらだ。
民主党では、ヒスパニックのフリアン・カストロ住宅都市開発長官(元サンアントニオ市長)が最有力とみられる。ただ、ウォール街に少し寄り過ぎが気にかかる。エリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州)は、ウォール街に厳しい女性弁護士で能力も高いが、正副いずれも女性というのがありうるか。
コリー・ブッカー上院議員(ニュージャージー州)は黒人だが経験不足。ヒスパニックではペレス労働長官の名前も挙がっている。ティム・ケイン上院議員(バージニア州)、、シェロッド・ブラウン上院議員(オハイオ州)も能力的には高い評価。
トランプ氏は、大統領候補としても話題となったスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事、マルコ・ルビオ上院議員、ジョン・ケーシック・オハイオ州知事を希望しているようだが、これまでの批判してきたことと、最終的勝利の可能性の低さから引き受けるか疑問。トランプ支持陣営では、ジュリアーニ元ニューヨーク市長やクリスティ・ニュージャージー州知事もありか。
クルーズ上院議員は、予備選途中で辞退した女性実業家のフィオリーナ女史を指名。
民主党については、少し古いですが、以下の記事に各候補の経歴が詳しい。http://jp.ibtimes.com/articles/1488533
編集部より;この原稿は八幡和郎氏のFacebook投稿にご本人が加筆、アゴラに寄稿いただました。心より御礼申し上げます。