会いたいと思った人には一日も早く会っておく

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20年来の付き合いだった同世代の友人を偲ぶ会がありました。彼がビジネス誌の編集長に抜擢された時には、連載コラムの執筆を依頼され、公私にお付き合いがあった人です。3月の桜の時期に50代の若さで突然逝ってしまいました。そんな故人のために友人・知人200名が集まりました。

それにしても突然の訃報でした。まだ働き盛りの年齢ですから、この世でもう会えないというのはまったくの想定外です。以前は頻繁に会っていたのに、ここ数年は少し疎遠になっていたことをとても後悔しました。

彼と同じようにもう数十年のお付き合いをしている友人であっても、何となくお互いに会う機会を作れないままに、何となくご無沙汰している人がたくさんいます。

気の置けない友人であればあるほど、いつでも連絡すればすぐに会えると思っている。だから、そのうちにと思ってしまうのですが、いつでも会えるというのは、もしかしたら少し楽観的過ぎるのかもしれません。

だから「会いたい」と思った人には、友人でも家族でも一日も早く会っておいた方が良い。故人の冥福を祈りながら、改めて強く思ったことです。

人生で有限なものは「お金」と「時間」の2つです。お金はスキルを身に付ければ自分でコントロールできるようになります。でも、時間は誰にもコントロールできません。いつ自分の持っている時間が無くなってしまうか、いつ自分の家族や友人の時間が無くなってしまうかは、予想できないのです。

自分自身を振り返ると、お金のことは、真剣に考えてコントロールの方法を学んできましたが、時間のことはあまり考えないで生きてきたように思います。これからは時間を大切に使うことを、もっと意識した方が良い。そう思いました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年5月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。