場所を変えるか分野を変えるという選択

久しぶりになってしまいましたが、エンジニアのためのMOTに記事を書きました。

場所を変えるか分野を変えるという選択 次のステップへの準備は就職した時から始まっている

電機メーカーの事業再編、リストラも一巡して、私の知り合いもずいぶん転職しました。

転進は人それぞれの事情があるので一般化はできないでしょうが、日本から海外に産業が移ってしまった場合には、海外に行って頑張るのがひとつのパターン。

もうひとつは、前職のスキルを活かしつつ、ちょっと違う分野に移ること。

ただそのためには、事前に違う分野を勉強しいたり、何よりも違う分野の人とのネットワークが必要です。

40代の転職では「即戦力」が求められますから、「新しい分野に転職したら勉強して頑張ります」というわけにはいかないのです。

すでに旧職のスキルを活かして新しい職場で活躍できる、貢献できることを説得できなければいけない。そのためには、やっぱり知り合いがいることが近道ですよね。

若い人にとってはまだ早期退職など先の話と思うかもしれませんが、実は就職した瞬間から次のステップへの準備は始まっているのです。


編集部より:この投稿は、竹内健・中央大理工学部教授の研究室ブログ「竹内研究室の日記」2016年5月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「竹内研究室の日記」をご覧ください。