難しいことをわかりやすく説明するのは、難しい

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昨年出版した「初めての人のための資産運用ガイド」に、図解版が登場(写真)。弟分の誕生です。

マイナス金利が導入されて、資産運用は益々難しくなってきています。少しでも高い利回りを求めて、「ローリスク・ハイリターン」の危ない「サギ」商品に手を出してしまったり、リスクを取りすぎる人がきっと増えてくるはずです。

金融機関も金利収入が減少してしまいますから、金融商品の販売手数料アップをあの手この手で考えるようになっています。ハイリスク・ローリターンの「カモ」商品を購入しないためには、お金に対する正確な知識と情報が必要です。

図解版は書店よりも、コンビニを中心に配本して、今まで書店の投資関連書籍売り場に行かなかったような人たちをターゲットにしています。最初の4ページはマンガになっていて、楽しくカジュアルに資産運用について学べるように工夫されています。

セミナーでお話したり書籍を書いていて、いつも思うことは、難しいことをわかりやすく説明することの難しさです。資産運用のことをまったく知らないけど、お金には興味がある人にどうやって書籍を手に取ってもらい、最後まで飽きずに読んでもらえるか。

今回の制作では、ディスカヴァー21の編集担当の原さんと、アスラン編集スタジオの野村さんに助けてもらいました。どうしても、硬くなってしまう私の文章をわかりやすくユーモアのあるイラストや図解で補ってもらい、誰でもわかる投資入門書に仕上がったと思います。

わかりやすいイラストや図解を作るためには、本質を理解する必要があります。図解本の元になった作品を読み込んで、完全に理解してから、それを自分のものとして表現方法を考える。そんな手間のかかるプロセスを経て作られた図解本なので、頭にスッと入ってくる仕上がりになったのだと思います。

私のブログを読んでいる人には、必要の無い本かもしれませんが、まだ投資をしたことが無い、家族や友人に資産運用の必要性を伝えたい。そんな方にはピッタリのムック本だと思います。来週あたりからコンビニに並ぶと思います。全国のパトロール隊員からの報告もお待ちしていますw!

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年6月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。