市役所で声を荒げた話

長坂 尚登

来週から、議会(本会議)が始まります。

質問をする議員は、担当課と答弁調整というものをします。 しなくてもいいのですが、僕は意味のある答弁を引き出すために必要だと考えているため、毎回かなり入念にしています。

中には、1ヶ月以上前から、担当課に打診をし、調整しているものもあります。 その中のひとつで、「この数字を引き出すことが、今回、最も重要」、という質問があります。

昨日までの調整では、担当課長、その上の部長までの範囲で、その数字があったのですが、その後、副市長・市長判断で、その数字がなくなるという連絡が、担当課長から。

当然、再度、副市長・市長らと検討してもらうことを打診。 その上で、また数字なし。

通常、調整は担当課長と行うことが多いのですが、部長にも同席いただくことに。 僕はいかに、その数字が重要かという話をしたのですが、その最中、

数字「だけ」の話でしょ

思わず反応してしまいました。

ぼくは、行政運営・自治体経営の多くは数字で成り立っていると考えます。 予算はもちろん数字ですし、判断に用いる各種統計ももちろん数字です。 目標値なんて言葉もあります。

にも関わらず、行政職員、しかも管理職が、数字を軽く扱うようなことを言ったので、思わず反応してしまいました。

ちなみに、その数字は、半ば公な数字なので、隠すような類のものではありません。

正直、言わない方がイメージを損ねるため、特に選挙で選ばれる市長にとっては、悪手だと思うのですが、理解に苦しみます。 しかももうすぐ選挙なのに。 逆に、自ら進んで言うなら、とてもよい印象です。

とりあえず、再検討をお願いしたため、今日は具体的に書きません。
まずは、行政の賢明な対応を信じます。

議会での質問や答弁調整について、ぼくの基本的な考え方はこちら

市職員の方に読んでほしい、議会について僕の考え方 – 愛知豊橋・長坂なおと のblog
http://nagasakanaoto.blog.jp/151210.html

では!


愛知豊橋・長坂なおと のblog より

プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ