不動産投資家の「負け組3分の1」に入らないために

6月2日のブログ記事「東京23区のアパートは、なぜ3分の1が空き家なのか?」は言論プラットフォームアゴラに転載され、アクセスランキング1位になりました(写真)。不動産投資をしている人、これから始めようとしている人にとって、この事実はかなりショッキングなデータのようです。

しかし、その原因が不動産市場そのものにあるのではなく、「税の歪み」であることを知れば、いたずらに不安感を高める必要の無いことがわかります。相続税対策だけのために必要の無い賃貸住宅をニーズのない場所に建設すれば、需要がありませんから当然空室になるだけのことです。

逆に、しっかりと賃貸需要を確認して、利便性を考えた物件に投資をすれば、失敗の可能性を大きく減らすことができるのです。

失敗しない不動産投資に必要な3つの要素は、「何を買うか」「誰から買うか」そして「誰に管理してもらうか」です。これは国内海外に共通します。

何を買うかについては、初心者にはとにかく「都心23区」「中古」「ワンルーム」をお薦めしています。不動産の中で流動性が最も高い物件を選択し、空室率の低いエリアで需要の強い単身者向け物件に投資するのが相対的に最もリスクが低いと思っています。

誰から買うかは、信頼できる業者から、できるだけ安い価格で購入することです。6月26日のこちらのセミナーで、中古ワンルームを紹介する「ワンルームダイレクト」は、ワンルームマンションをオーナーから直接仕入れ、販売が出来るルートを開拓し、低価格高利回りの物件提供が可能になりました。クオリティはしっかり担保された物件が、驚きの価格で提供される予定です。当日参加者から優先的に購入出来ますから、投資を検討している方はチェックしてみてください。

誰に管理してもらうかは、管理会社のチェックをしっかりやるということです。管理会社のテナント付け能力によって空室率は大きく変わってきます。管理会社はオーナーが自由に選ぶことができますから、変更した方が良ければ変えていけば良いのです。

良好な立地に物件を見つけ、割安な価格で購入できる会社から紹介してもらい、テナント付けに強い管理会社に管理してもらう。

中古ワンルーム投資に関しては、下記のセミナーも参考になると思います。

現役会社員で100室保有!加藤隆が教えるサラリーマンのための不動産投資

【女性限定】20代、30代女性オーナーも2名登壇!ワンルームマンション投資セミナー(7月3日)

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年6月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。