ネットメディアは「報道機関」ではない⁉︎驚きの都議会

音喜多 駿

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
舛添知事で大勢の報道機関や傍聴人が押しかけた6月1日の本会議ですが、
そこでこんな問題が発生しておりました。

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東京都議会の取材に行ったら「ネットメディアは報道ではない」と断られた話

米国ではすでに伝統と実績のあるネットメディア「BuzzFeed」の記者が、
「ネットメディアは報道機関としてみなしていない」という理由で、
都議会の取材が制限されたという事件です。

ちなみにこれはさすがに舛添さんのせいというわけではなく、
むしろ議会側の問題ですよ!念のため。

お恥ずかしながら私自身も今回、この「線引」を初めて知りました…。

というのもこれまで、ネットメディアが都議会を
取材しにきた前例そのものがなかったようなんですね。

セクハラやじ問題や猪瀬問題の時も大勢の報道機関が押しかけましたが、
まだその当時は「ネットメディア」は新聞やテレビなどを一次ソースにして、
後追い記事を量産しているやり方が主流でした。

BuzzFeedのようなタイプのメディアがわずか数年で日本でも台頭してきたことに、
改めて情報化社会の変化をしみじみと感じるところです。

■

この事態を受けて、上田令子都議・両角穣都議の理解も得まして会派3名の連名で、
インターネットメディアを報道機関として認めるよう申し入れを都議会議長宛に行いました。

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都議会における「インターネットメディア」の取り扱いについての申入を行いました
※受け取っているのは議長秘書
※両角都議は他の公務のため欠席

この顛末を早速BuzzFeedの記者さんが取材にきてくれて、

「これで都議会も、対応してくれますかねっ?!」

と期待を込めた口調で聞かれたんですけど、
残念ながらそう簡単には行かないのではないかなあ…と予測しています。

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「ネットメディアは報道ではない」はずない 東京都議が議会ルールに異議

この報道機関の「線引」を決めているのは、
都議会の「議会運営委員会」というエヴァで言うところのゼーレみたいな組織です。
各会派の幹事長クラス、大物議員たちで構成されている会議体になります。

で、なかなか難しいと思う理由は大きく2つ。

1.そもそも議員たちが「ネット」のことをよくわかってない

身も蓋もない話ですが、まずはコレ。
インターネットに流れる情報なんて、「トイレの落書」程度に思っている議員もいると思います。

彼らの中では新聞・テレビこそが「報道・メディア」というイメージであり、
ネットメディアをその範疇に考えてもらうことは至難の業です。

2.開かれた都政なんて実は目指してないので、ネットが嫌い

次にコレ。
こちらもどうしようもない話ですが…

私がブログやSNSを通して何度も何度も伝えている通り、
多くの議会・議員たちは情報公開に非常に消極的で隠蔽体質です。

決まったことだけ伝えればいい。
途中で余計な波風を立ててほしくない。

極めて官僚的なやり方が特に地方議会には蔓延しており、
都議会も重要な決定事項はほとんど非公開の「理事会」で協議されます。
公開されている委員会にも、いまだにネット中継すら入っていません。

そんな姿勢の彼らにとって、オープンでスピーディな
ネットメディアなど敵でしかないわけで、積極的な受け入れなどもってのほか!
となる可能性も極めて高いように思われます…。

■

もちろん、ネットメディアに門戸を開くとなれば、

「ネットメディアの中で、どこに線引するのか」
「ニコ生主やユーチューバーなども、報道機関として認めるのか?」

などの問題は多く出てくるでしょう。
むしろそういった議論を積極的にしていくべきで、
問題が発生するからといって目を背けていては時代に取り残されるだけです。

法人格を持っているか、活動期間はどれくらいか、PV数はどの程度か。
様々な基準が考えられると思いますが、まずは検討を開始することが重要です。

この申し入れがどうなるかはわかりませんが、
しっかりと議会運営委員会などを通じて、提言を続けていきたいと思います。
皆さまからも、世論の後押しをいただければ幸いです。

それでは、また明日。


おときた駿 プロフィール

東京都議会議員(北区選出)/北区出身 31歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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