スターバックスは、恐らく1年で一番多く利用しているお店です。コンビニや銀行に行くより頻度が高く、1日に2回以上行く日も珍しくありません。
昨日、いつも通っているお店に並んでいると、かなりの数の人たちが、フラペチーノやカフェラテといったドリンクの「ベンティ」(ラージより大きい特大サイズ)を注文しているのに気が付きました。
その理由は、6月末までのドリンク無料チケットの期限切れ最終日だったからです。スタバでは定期的にスタバカードに5000円チャージすると、無料のドリンクチケットがもらえるキャンペーンをやっています。今年の春に配布されたチケットを使って注文する人が大きなサイズを注文していたという訳です。
このチケットを私も使ったことがありますが、接客してくれるカウンターのスタッフから「サイズは最大にしましょうか?」「エスプレッソのショットを追加しましょうか?」とより価格の高い商品をどんどん提案してきます。普段なら、注文しないようなオプションも無料だから言われるまま付けてもらって、何だか得した気分になって、お店に対するロイヤルティが高まります。
スタバからすれば、チャージをしてくれる来店頻度の高い顧客に対して、便宜を図ることができ、わずか数百円のトッピングやサイズ変更のコストで(原価はもっと低いはずです)高い満足感を提供できる。だから、出来るだけ贅沢なオーダーをお店側から提案してあげる。何とも良く考えられた接客マニュアルです。
私も、チケットを使って、コーヒーを注文しようとしたら、「スターバックスリザーブもご注文いただけますよ」と案内されました。通常の作り置きのコーヒーではなく、希少性の高い豆を一杯ずつ豆をひいて作ってくれるプレミアムコーヒーです。
せっかくなのでお願いすると、サイズも大きなサイズにサービスしてくれました。さらにコーヒーパスポートと呼ばれる小冊子まで見せてもらい(写真)、スタバのコーヒーのラインアップを知ることができました。
流行っているお店には、理由が必ずある。スタバの顧客対応の奥深さを知る良い機会になりました。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年7月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。