民主主義における選挙はとりあえずの結論にすぎない

音喜多 駿

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
AM2時現在、参議院選挙の開票結果が概ね出揃ってきました。

改憲勢力3分の2を確保 与党は改選議席過半数
http://www.asahi.com/articles/ASJ765DR5J76UTFK00Q.html

とはいえすべての結果が出ていないので総括はしづらいのですが、
与党完勝、野党完敗、特に民進党は惨敗と言って良い結果ではないでしょうか。

「野党共闘」には、野党関係者が「一定の成果があった」と自己評価する一方で、
ネット上では厳しい意見がすでに相次いでいます。

そして東京選挙区については次点の横粂勝仁候補、
次々点の三宅洋平候補が浮動票を集め、田中康夫候補が落選するという結果になりました。

色々な思いはあると思いますが、もっとも大事なことは

「民主主義は、とりあえずの結論に過ぎない」

ということではないでしょうか。
この結果をどう受け止めて、次につなげるべく行動するか。
特に今回はじめて投票に言ったという人は、

「やっぱり自分の一票では何も変わらなかった」
「こんな世の中はおかしい!もうダメだ!」

と投げやりにならないでいただきたいなと強く思います。
「不正選挙だ!」などと陰謀論に傾倒するなどもってのほかです。

今日の時点では少なくとも、明確な民意が示されました。
民主主義は選挙の結果で死んだり生き返ったりするものではなく、
ただそこに結果とともにあるものです。

でも繰り返しになりますが、これは「とりあえずの結論」に過ぎません
ここから何を為していくかは、選挙で一票を投じた人たち次第なのです。

自分が入れた候補者が当選したなら、公約が守られるかしっかり監視していく。
残念ながら落選したなら、次に当選させるべく振り返りと活動を始める。

今日が投票をした多くの人たちにとって、
次へとつながる新たなスタートになることを願うばかりです。

簡潔ながら、本日はこんなところで。
それでは、また明日。