日本でデング熱による死者が発生

昨日、厚生労働省はフィリピンに滞在歴のある女性(30代)がデング熱を発症して死亡したと発表しました。

この病気は、ウイルスによる急性の熱性感染症で、主な症状は、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などです。

2014年に国内(代々木公園)でも患者が発生し、連日報道されましたので、ご存じの方も多いかと思います。

通常は2~7日で熱が下がりますが、早期に適切な治療を行わないと死に至ることがありますので、上記の症状が出た場合にはすぐに診察してもらうこ とが大切です(特にこれからの季節)。
http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-11916855493.html

また、何よりも重要なのは予防です。

デング熱は、ウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します。必要なのは蚊に血を吸われないようにするということになります。

実は、最も多く人の命を奪っている生物は、ライオンでも蛇でもありません。サメでも人間でもなく、「蚊」なのです。
http://ameblo.jp/koutamatsuda/entry-12124523532.html

蚊媒介性の病気は、デング熱以外にも、マラリア(これだけで年間約2億人の患者、47~79万人の死者)やリオデジャネイロ五輪との関係でも問題 となっているジカ熱、そして日本脳炎など多岐にわたります。

こういった恐ろしい病気にかからないためにも、蚊への対策は国内外で万全のものにしておく必要があります。

網戸を使用するなどして室内に入ってこないようにする、虫よけを使用する、肌の露出が少ない服装をする、家の周りで水が溜まっているところや淀ん でいる場所ができないよう掃除をして繁殖させない等々。

個人でもできることはたくさんあります。これらを一つでも多く実行していただき、蚊に刺されることを最小限に抑えながら、この夏をお過ごし頂ければと思います。


編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会)のオフィシャルブログ 2016年7月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。