昨日、無事小池百合子新知事を都庁庁舎入口にてお迎えすることができました。テレビ等多々映像が流され、私のところへも知事とお姐に対する励ましの声が届きました。この完全勝利を知る由もない、都知事選告示日前の7月8日に、江戸川区内の保育所視察をご案内し、いの一番で、小池百合子知事の応援に名乗りをあげた都議会議員として、そして唯一、都議会会派で応援をした、「かがやけTokyo」幹事長(当時。8月1日付両角みのる都議が幹事長へ)として、改めまして、お礼申し上げます。ありがとうございました。
さて、昨日の報道を受けて一番多かったのは、都議会自由民主党の礼節を欠いた対応への憤り、嘆き、呆れ果てた…の声でありました。
都議会のドン、内田茂都議は欠席 都議会自民の重鎮「あなたの要望に応える必要はない」と写真撮影も拒否
「Boys, be ambitious!」(少年よ大志を抱け)とは、幕末後の教育黎明期に活躍したウィリアム・スミス・クラーク博士の名言でありますが、博士はもう一つ煌めくお言葉を残されています。
それは、
Be gentleman.
「紳士たれ」。
札幌農学校に着任した際に、後に総理となる黒田清隆へ「この学校に規則はいらない。“Be gentleman”(紳士であれ)の一言があれば十分である」と言ったという有名なエピソードがありますよね。
政府与党たる自由民主党は、規律を重んじる道徳教育に余念がなく、東京都においても、小池知事へ心ない「厚化粧発言」をした石原慎太郎都政時代に鳴り物入りで始まった「規範意識を醸成する」「こころの東京革命」にて
「大人がすすんで挨拶しなきゃ」
「大人が変われば子どもが変わる」
とありがたい説教を、都民にたれて…失敬、礼節ある東京を目指す政策指針を示されております。
政局がどうあろうと、当選した知事に礼を尽くすのは当然であり、自ら策定してきた「こころの東京革命」の理念のもと都議会自由民主党の皆々様に、以下改めて問いたいです。
「君も自分から挨拶してるかな」
昨日の様子では、とてもそうとも思えませんので、さらに以下の言葉をお贈りいたします。
「大人が子どもの手本になろう」
なお、報道によりますと
議会挨拶回り、自民は幹事長と政調会長不在で…総務会長が対応 「たまたまここにいたので」握手
自民党高橋信博総務会長は、「連絡も何もないし、たまたま私がいたので。(幹事長不在の理由は)分かりません。特別招集がかかっているわけでもないし」と発言されたとのことですが(詳細こちら)、知事初登庁については以下のとおり各会派控室受付にに連絡がきておりました。
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平成28年7月27日
「知事初登庁の件に関して」
表題の件に関しまして、現在8/2予定(※変更の可能性あり)で、当会派の議員に挨拶回りの際に登庁して欲しいとのことです。
詳細は以下の通りです。
幹事長/9:30
議員/10:00
なお、幹事長変更等の事項がある場合は以下の連絡先にご連絡いただきたいとのこと。
財務局議案課長 ※※※
090-※※※※
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自分が支援してもしなくても都民の選んだ東京都知事には、都民への敬意から礼節を尽くして当然です。
まず、恒例の出迎えに行かなかったこと、さらにはこういう通知がありながら何も聞いていなかった、たまたまと言い逃れをするということは、紳士にあるまじき非礼、都議会史に残る蛮行とも言えましょう。
今回の一件は、お姐に怒りを伝えてくださるのも大変ありがたいですし受け止めますが、ぜひその思いの丈は都議会自由民主党へ直接質してみてみてくださいませ。
【お姐総括!】
上から目線で採点されたり、批判されたり。そんな外野のご高説を鵜呑みにする前にまずは知事会見を見て頂いて心眼で真贋を見極めてくださいませ。
また。自ら中心的に策定された「こころの東京革命」の理念に基づき、都議会自由民主党におかれましては「こころの東京大改革」を!
つまらぬ言い訳はいらぬ。「“Be gentleman”(紳士であれ)の一言があれば十分である」
☆お姐、役所に説教されたくない!と懸念していた「こころの東京革命」がこんなとこで活きるとは!大いに活用せよ♪☆
上田令子 プロフィール