みなさんこんにちは。
webで学べる病児保育の資格「認定病児保育スペシャリスト資格取得web講座」を運営している、日本病児保育協会(通称「JaSCA」)です。
病児保育や資格について詳しくはこちらの記事をご確認ください
37.5℃を超えると、保育園を利用できない!?親子を助ける病児保育とは
今回のテーマは「秋に始まる感染症にご注意!!」です。
夏に猛威を奮った手足口病をはじめ、ヘルパンギーナ、プール熱、とびひの流行が9月ごろに落ち着きます。それと入れ変わりに、マイコプラズマ肺炎やRSウイルス感染症などの秋から冬にかけてピークを迎える感染症がはやり始めます。また、冬に向けて溶連菌感染症や感染性胃腸炎(ノロウイルス)の流行も11月ごろからみられるようになります。
秋は感染症の入れ替わり時期。日々の気温の変化も大きいので、体調管理に気をつけて過ごしましょう。
気管支喘息
季節の変化に反応して気管支喘息が悪化しやすい時期です。
ひとくちに”喘息”と言っても、症状や対処は様々。
ポイントをしっかり確認しておきましょう!
⇒【保存版】気管支喘息の症状から発作対応まで~保育者として押さえておきたいポイントをピックアップ!~
マイコプラズマ肺炎
発熱に頭痛…風邪かな?でも乾いた咳が続く…
そんな時はマイコプラズマ肺炎かもしれません。
⇒保育所での集団発生が起こりやすいのに、あまり知られていない!?マイコプラズマ肺炎
RSウイルス感染症
マイコプラズマ肺炎同様、風邪のような症状と乾いた咳が特徴です。
しかし、赤ちゃんが感染すると重症化することもあり、1歳未満の乳児ではインフルエンザよりも死亡数が多いというデータもあります。
風邪だと思い込んで、乳児に感染させてしまわないよう気をつけましょう。
⇒【乳児に感染させてはいけない】RSウイルス感染症の症状から治療までまとめました!
溶連菌感染症
11月ごろから流行の始まる溶連菌感染症。
発熱(38~39℃)と、のどの痛み、嘔吐などから症状が始まります。
溶連菌を完全に退治するまで、10日間~2週間ほど抗生物質を飲み続ける必要があります。
疑わしい時はきちんと医師の診断を受けましょう。
⇒【これを見ておけば大丈夫!】溶連菌感染症~完治までは2~3週間かかります!
感染性胃腸炎(ノロウイルス)
ノロウイルスは11月ごろからピークを迎えます。
突然の嘔吐・下痢・軽い発熱にはご注意を!
また吐物などの処理にはアルコール消毒は効きません。次亜塩素酸ナトリウム消毒液をすぐに作れるように用意しておきましょう。
⇒【突然の吐き気は感染性胃腸炎をうたがえ!】ノロからロタへ、まるでリレーのように!~冬に流行する感染性胃腸炎対策~
⇒【ノロウイルスをやっつけろ!】家にある物で簡単にできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液のつくりかた
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いつ!?どんな病気にかかる!?子どもに多い病気の年間カレンダー
~病児保育とは~
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著者プロフィール
- 日本病児保育協会
- 病児保育の担い手を養成し、病児保育の質と認知度の向上を図り、更には担い手同士が「繋がる場」を生み出すことを目的として、2012年9月に設立された団体です。「子育てと仕事の両立が当然で、子どもが社会全体で幸福に育てられている日本社会」を目指し活動しています。
編集部より:この記事は認定NPO法人フローレンス運営のオウンドメディア「スゴいい保育」より、2016年8月18日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「スゴいい保育」をご覧ください。