都議会での各会派の代表質問が今日から始まった。
自民党や公明党の都議団が小池都政にどう向き合うのか、その基本姿勢がいよいよ明らかになる。
自民党の都議団には、党本部に造反して反小池を明言するような人は一人もいないはずである。
心から小池さんを受け容れることは難しくても、表面的には小池さんとの協調姿勢を強調する程度のことはありそうだ。
上の人が決めたことには従順な人たちが多いだろうから、二階幹事長の撃ち方止めー、の号令を無視して小池攻撃に走る人はいない。
小池さんは、拍子抜けしてしまうかも知れない。
小池さんの要求されることは何でも受け容れます、などと言われてしまうと、小池さんもあまり無理が言えなくなってしまう。
小池さんの都知事選挙の応援に走り回った7人の士に対する処分などはいずれ有耶無耶になるはずだ。
まあ、自民党らしい決着になる。
とにかく一応の結果は出る。
聡明な小池さんだから、多分、今は無理をしない。
自民党都議団の人たちもそれなりに聡明だろうから、大人しいはずである。
ドラマを期待していた観衆の方々はきっと拍子抜けされるだろうが、まあ、結果良ければすべてよし、というところだ。
今は、振り上げた拳の降ろしどころを探り合っている頃だろうと思っている。
まずは、結果を出すことである。
結果を出しさえすれば、誰も文句を言わなくなる。
私は、いずれにしても、小池さん、若狭さん、7人の士の側に立つ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月4日の記事を転載させていただきました(アイキャッチ画像は東京都議会サイトより)。転載を快諾いただいた早川氏に御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。