誰が選対本部長を引き受けるか、で選挙の様相がガラッと変わる

どなたが選対本部長を引き受けてくださるか、ということは、選挙を戦う人にとってはそれだけで選挙結果を左右するような大事な問題である。

誰も引き受け手がいない選挙は、大抵惨めな結果に終わる。
誰も引き受けてくれる人がいないから身内の人で選対を固めた、ということになると、それだけでその選挙にはそれ以上の拡がりがないことが分かってしまう。

一方、組織上の当て嵌めだけで選対の組織を作らざるを得ないということになると、形は綺麗だが、実際には機能しない選対になってしまうことも多い。

若狭さんは、難しい選挙を目前にしていた。

この難しい選挙を、どうやって難しくない選挙に変えていくか。
その工夫が求められていた。

昨日の二階幹事長等との会談で、小池さんが若狭さんの実質上の選対本部長を引き受けることになったようである。
まあ、当然と言えば当然のことだが、これで若狭さんの選挙はやりやすくなるはずだ。

まずは、よかった、よかった、と言っていいだろう。

それにしても、小池さんの気合の入れ方には恐れ入る。

ここまで本気になれる人は、滅多にいない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年10月7日の記事を転載させていただきました(産経ニュースより引用)。転載を快諾いただいた早川氏に御礼申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。