パーソナル・コンサルティングを受講しない方が良い人

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資産運用やキャリアに関するパーソナル・コンサルティングを行っています。今まで4年間で100名以上の方にマンツーマンでコンサルティングしてきました(金融商品の個別銘柄推奨など投資助言行為にあたるアドバイスは一切いたしません)。

1回1時間で2回のコンサルティングを行い、1回目は現状の把握と目標設定の確認、2回目では具体的な提案を10ページから15ページの提案書(写真)にまとめてお話しています。

資産運用やキャリアに関して、セミナーや書籍も有効な手段ではありますが、一般的な情報を集めてもベストなソリューションが得られるとは限りません。また、自主的にアクションを起こせる人もいれば、コーチやメンターのようなサポートがあった方が良い結果を出せる人もいます。

医療に例えて言えば、本を読んだり、ドクターの講演を聞きに行くよりも、個別にドクターに診察をしてもらい的確な判断を受ければ、症状が劇的に改善する場合があるのと同じことです。

とは言え、今までの経験から、パーソナル・コンサルティングを受講してもあまり意味が無い人も残念ながら存在します。例えばこんな人たちです。

1.思い込みが激しい人
コンサルティングの目的は、自分が今までやってきた方法を超えた新しいことを知り、実践するきっかけを作ることです。思い込みの激しい人は自分の考え方にこだわる傾向があり、そこから脱却できません。アドバイスを素直に受け入れる柔軟性が無い方は、アドバイスしても否定するだけで受け入れることができないのです。

2.リスクを取れない人
資産運用のアドバイスにはリスクが必ず伴います。アドバイスをする時には、必ず目標を設定し、そのために必要なリターンとそれを実践する場合のリスクについて説明します。リスクは取りたくないけどリターンは欲しいという虫の良い話はありません。資産運用ではリスクをどのように認識しコントロールしていくかを考えることが大切です。それを整理して、悔いのない判断につなげるのがコンサルティングの目的です。

3.アクションを起こせない人
せっかくアドバイスをしても実践しない人がいます。知識をせっかく得たとしてもそれを元に行動しなければ資産運用の成果は生まれません。時間とコストをかけたのに、それを活用しないのは勿体ないことです。

私は、お問い合わせがあってもパーソナル・コンサルティングを無理にお薦めはしません。メールでやり取りをしていて受講しない方が良いと判断する場合は、そのようにアドバイスする場合もあります。相談する側とされる側、双方にとって気持ち良く、満足できる結果が生まれ、「価値>価格」を実感してもらえるような機会を作りたいと思っているからです。

現在は毎月2組の方に限定しており、年内は11月12月で残り3組となっています。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年10月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。