80ヵ国をめぐったボーデイン氏、一番のお気に入りの都市は?

安田 佐和子

アンソニー・ボーデイン氏と言えば、フード・ネットワークのショーをきっかけに全米で大人気のグルメレポーターです。もともとはニューヨーク市にあったフレンチ・ビストロ“Les Halles”のシェフで、2005年からスタートした“アンソニー・ボーデイン:予約なし(Anthony Bourdain: No Reservations)”は7年のロングランを記録。2011~13年は“乗り継ぎ(The Layover)”で24時間ステイした時に食べられるお店を探す旅に出て、いまはCNNに拠点を移し“アンソニー・ボーデイン:知られざる場所(Anthony Bourdain: Parts Unknown.)”で司会進行兼グルメレポーターを続けています。

190㎝オーバーの長身に革ジャケットをまとい、Fワードを飛ばしながら世界中の美味・珍味をレポートするロックな姿でアメリカ人のハートをつかんだボーデイン氏。これまで訪れた国は80を数えた彼の心を捉えて離さない都市があります。

ベトナムでは、オバマ米大統領にフォーの食べ方を教えたり。

(出所:manhhai/Flickr)

彼の一番のお気に入り、それは・・・東京なんです。

2013年に“アンソニー・ボーデイン:知られざる場所(Anthony Bourdain: Parts Unknown.)”のブログで明らかにしたように、東京の魅力についてこう語ります。

「もし生涯で一つの都市でしか食事ができなくなったら、東京を選ぶね。俺が知ってるシェフのほとんどが同調するだろうな。絶えまない探求心を持ち、決して理解できなくとも幾重に重ねられた風味や味わい、習わしの虜になった者にとって、東京はたまらなく不可知だ」と称賛を惜しみません。

友人のニューヨーカーで、アンソニー・ボーデインが訪れたゴールデン街のバー“アルバトロスG”を指名しない人はいないくらいです。こちらのお店は、筆者も度々お世話になります。紅茶のリキュール、テキーラと梅のフュージョンなど、店内のシャンデリアで視覚にアピールするだけでなく舌を刺激することも忘れません。

その他、ボーデイン氏がチェックした他のお店はこちら。

・台東区 居酒屋  大統領
・新宿区 ニューヨークグリル パークハイアット
・門前仲町 三重ノ海
・港区 SUSHI BAR YASUDA
・中目黒 いか玉焼と串カツ   マハカラ

気になる方は、ぜひボーデイン氏のブログでチェックして、確かめて下さいね!

(カバー写真:Lwp Kommunikáció/Flickr)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2016年11月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。