私は、安倍総理がトランプ氏が会ったことはよかったと思っている。
トランプに借りを作ってしまった、などと評価されておられる方がいたが、まだ何の借りも作っていない。
むしろ世界中の首脳から、よくぞこの段階で安倍さんはトランプ氏と会談したものだ、と評価されるだろうから、大いに得点したことになる。
トランプ氏とどんな話をしたのか皆さんが聞きたがるはずである。
トランプ氏がどの程度自分の本音を語ったか、触りだけでも聞きたくなる。
APECで安倍さんは注目を浴びるはずである。
具体的には何も語らないで、トランプ氏は信頼できる政治家だ、アメリカの指導者としてふさわしい人だなどと言って、ただニコニコしていればいい。
目下のところ、安倍総理は誰に対しても借りがなく、むしろあちこちに貸しを作る可能性がある。
勿論、中国のような難しい国もあるが。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。