政治に色気があるのであればもう少し上手に振舞うだろうが、橋下氏の眼中にはどうやら既成の政党や国会議員の姿はないようである。
あることないこと勝手に書いてしまうのが週刊誌や夕刊紙の類だから、小池政治塾で講演することについてあれやこれやあることないことを書かれてしまうのが、橋下氏は本当に嫌になったのだと思う。
自分が動いて起きたことならすべてを呑み込んで、さらに週刊誌や夕刊紙の報道の上を行くようなことを考えたと思うが、自分がそれほど深入りをするつもりがないことについて妙に周りから勘繰られてしまうのがほとほと堪えられなかったのだと思う。
一旦距離を置くと宣言したら、多分最後まで距離を置く。
我が道を行く、という宣言である。
多分、松井さんでも変えられないはずだ。
橋下氏は、結構頑固なはずである。
ここは、ビジネスライクに行った方がいい。
政治の面に意欲があれば、物言いの仕方がもう少し柔らかい。
政治家や事務方の人をあそこまで突き放すような物言いは、しないものである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年11月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。