23区初新宿で路上障害物を撤去できる条例施行へ

伊藤 陽平

広報しんじゅくでも掲載されていましたが、12月1日から新宿区路上等障害物による通行の障害の防止に関する条例が施行されます。

広報しんじゅく平成28年11月25日号 第2194号

路上障害物とは、繁華街にある通行の障害になる看板などのことです。
凄まじい量の看板が設置されているのは、新宿区だからこその問題で、23区初の取り組みです。

新宿区、路上障害物強制撤去へ 23区初の条例化、来月1日施行(産経ニュース)

これまでも町会、商店会、東京都、警察等と連携しながら対策を行ってきていましたが、条例による裏付けがないため、指導により看板が片付けられてもまた後日復活する、いたちごっこが繰り返されていました。
条例が制定されたことにより、区長、区民等、事業者の責務が明確となり、区は指導、勧告、そして繰り返される場合は区が強制力をもって除去・一時保管を行うことになります。

私の身長だとあまり気になりませんが、この条例が制定される前にシニア世代の方から、
「歩道を歩くにも看板が倒れてくるのが怖い。」
というご意見を伺っておりました。

また、地域の方とグリーンバードのお掃除をしている時に、ゴミを拾うだけでなく、お掃除グループと看板指導グループでわかれて対策を行なったことがあります。

ちょうど第三回定例会での案件となっておりましたが、現場へ足を運んだり、地域の方からヒアリングをさせていただき必要性を確認した上で、37議席中たったの1票ではありますが、私も賛成させていただき可決となりました。

行政から条例が提出されたということは、単にメッセージを発して盛り上げるだけではありません。
10月にも補正予算の議論が行われていましたが、新宿区として予算を計上し問題解決に取り組んでいくことを意味します。

今後も地域活動を通じて、現場の様子を注視してまいります。

明日から第四回定例会です。

私も11/30(水)に代表質問を行います。
いつもお昼を挟むことが多くて申し訳有りませんが、多少前後はあるかもしれませんが、私の質問の時間は、11:30〜14:00の間で、午後になるのではないかと思います。

ネット中継もあるので、ご興味のある方はご覧ください。
新宿区議会 議会中継

それでは本日はこの辺で。