リクルートホールディングスは、「著作権侵害の可能性」があるとして、「アニプラ」など4倍体の全記事を非公開とした。
Yahoo!トピックスにもあがっていた。
リクルート、「アニプラ」など4媒体の全記事を非公開に 「著作権侵害の可能性」(ITmedia ニュース) – Yahoo!ニュース
なんせ、DeNAのキュレーションサイトをめぐる問題が話題となっているが、同社ほど杜撰ではないにしろ、今後もこの件は議論を呼びそうだ。この問題に関しては産経デジタルのiRONNAに寄稿した。たぶん、今日、明日には掲載されると思うので、ご覧頂きたい。締め切りを早めてくれと言われ、急いで入稿したが、まだ載らないことにやや戸惑っていることも一応、暴露(ぼうろって読め、チェッカーズ風にな)しておこう。神童でありつつ、クラスでは常に一番かっこよくて、ファッションリーダーだったクールな私なみから言うと、珍しく吠えている。取り乱してしまった。
なお、DeNAの問題を考える上で、数年前の次の記事がコメントも含めて香ばしく、考えさせられるので、リンクを貼っておく。アンチNewsPicks(いまはアカウントがない)を公言している私がリンクを貼るのはよほどのことだと察し、読んで頂きたい。
この記事も味わい深い。
「iemo」の村田マリさん、大企業に買収されて窮屈じゃないんですか? | HRナビ by リクルート
それはそうと、リクルートといえば、今週、これまた考えさせられる記事が週刊誌に掲載されていた。『週刊ポスト』の宴会芸特集だ。同社の名古屋支社に伝わる伝統芸「そうじゃ隊」が紹介されているのだ。あの地域限定の芸が、全国区になるとは。
以前、メルマガで紹介したので、その部分のテキストを転載しよう。
10数年前のリクルート名古屋支社には、「そうじゃ隊」という伝統芸があった。
ブリーフ一丁の細マッチョ、ガリガリ、デブとバランスよく揃った男3人組に
よる芸だ。送別会なり、結婚式なりで、主賓を椅子に座らせ、ブリーフ男たち
が取り囲む。リーダー的な男が、相手をdisる発言をし、それに対して周りの2
人が「そうじゃ、そうじゃ」と連呼する。その声は徐々に会場を巻き込んでい
くのだ。こんな感じだ。
ブリーフ隊A:おい、常見!お前、「意識高い系」とかいう言葉を広めつつ、
お前自身が意識高すぎなんじゃ。ブリーフ隊B、C:そうじゃ、そうじゃ!
ブリーフ隊A:「今日は◯◯さんと対談した。何かが生まれそう」っていう
ツイート、意識高い系、そのものなんじゃ!ブリーフ隊B、C:そうじゃ、そうじゃ!
ブリーフ隊A:意識高い系とか言うけどな、お前のInstagram、食べたスイーツ
だらけで、自意識高い系なんじゃ!ブリーフ隊B、C:そうじゃ、そうじゃ!
こんな感じで、暴露話や下ネタなんかも交えつつ、進んでいくのだ。
もっとも『週刊ポスト』に紹介されていたものは、イラストもコメントも「甘い」と言わざるを得ない。実際はこんなに生やさしい芸ではないのだ。実際は、糾弾される主賓は椅子に座らされる。出て来るメンバーはこんなに整った体型ではない。デブ、ガリ、マッチョというバランスが重要だ。サングラスをかけるのもポイントだ。顔も険しい表情で行う。情け容赦なく暴露をする。そして、後ろにいるメンバーもところどころコメントする。さらには客席もいじる。
宴会芸とは奥が深いものなのだ。
コンプライアンスが厳しい世の中であり、それに対する配慮は必要だが、宴会芸というのも各社の企業風土やサラリーマン文化を理解する上で、軽視してはいけないものである。
さて、「そうじゃ隊」が今も行われているとしたならば、誰の何を糾弾しているのだろうか。「そうじゃ隊」が会社の枠を超えて、DeNAの経営陣を糾弾するなら、どんな言葉を叫ぶのだろうか。