人に会うシリーズ
約半年振りの「人に会う」です。私の今後の人生を左右する出会いでした。
今回お会いしたのは、愛ライフ株式会社の藤本栄社長と奥様の友香さんです。実はお会いしてから、一ヶ月が過ぎてしまいました。この出会いは、きちんと書きたいと思っているうちにもう師走です。奥様、遅筆をお許しください(笑)
愛ライフ株式会社を知ったのは、妻からのLINEでした。ホームページを見ると、人工呼吸器をつけたALS患者が社長を務めるヘルパー事業所で、24時間対応可能かつたん吸引等の医療行為の出来るスタッフを、50人単位で揃えていると書いてあるのです。
私はすぐに、アポイントを申し込みました。私も症状が進行すれば、人工呼吸器をつけ24時間の介護体制が必要になります。きっとこの会社は、私のような患者とその家族を、何人も救ってきたに違いありません。
岐阜にはないものが名古屋にある。
これは私が目指す未来の一つの形かもしれない。
ドキドキしながら、藤本社長のお宅に車で向かいました。
私たちを出迎えてくれたのは、奥様の友香さんでした。笑顔が本当に素敵な「チャーミング」な女性でした。20年間ALSと闘ってきた家族には、とても見えません。「乗り越えた人」だけが持つであろうオーラが感じられました。
家に入り、社長室とある部屋に通されました。そこは、オーディオ、お酒、F1関連の品々と、まさに大人の男の部屋でした。部屋の一角にあるベットに、藤本栄社長はいらっしゃいました。
実はこの日、社長とはほぼお話できませんでした。そのかわりに奥様から、数々のエピソードを伺いました。その中で、いくつも共通点を感じました。
・ALS発症時の年齢と家族構成
・回りをハラハラさせる程の行動力
・自分の選んだ道を正解にする力
・仕事に対する本気度
・家族への思い
私とはスケールが違いますが、人生観にすごく似たものを感じました。
奥様は社長のことを「栄さん」と呼びます。話には、事業所を作るまで6年間3時間睡眠で鬱になったことや、事業所のヘルパーが利用者を奪って逃げたことなど、とんでもなく辛い話もありました。
しかし、奥様は「栄さんとの人生、幸せだった」と、終始笑顔でお話され、旦那様の武勇伝を尽きることなく語られました。お子様も立派に成人されたそうです。私の理想の未来がそこにありました。
奥様、「栄社長は人の何倍もの密度の人生を歩んできたから、今はロングバケーション中だと思いますが、休みが終わったら、いろいろ御指南ください!」とお伝えいただきたいと思います。
愛ライフ株式会社
http://www.ailife.co.jp/index.html
岐阜にもこんな事業所を!
株式会社まんまる笑店
代表取締役社長
恩田聖敬
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恩田聖敬が社長を務める
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この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2016年12月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。