五輪経費負担拒絶なら、一部の競技は返上しかないのでは?

意地悪を言うようだが、経費の負担を引き受けない自治体がオリンピック競技会場の引き受けを拒絶してきたら、東京都としては当該競技種目の開催を断念する外ないだろう。

競技会場引き受け自治体にも、オリンピック開催都市の東京都にも何のメリットもないのであれば、無理をすることはない。
自分たちの身丈に合わないことを、無理無理やる必要はまったくない。
失望する人もいるだろうが、すべての人を満足させることは元々無理なのだから、我慢してもらうしかない。

自分の身の丈に合わないことをやろうとしていたのが元々無謀だったので、そういった無理、無謀がここに来て一気に噴出した、ということだろう。

まあ、何のメリットもない、などということはないだろうから、最終的には何らかの調整が付くだろうと思っているが、金銭に関わることはシビアに対処した方がいい。

オリンピックの返上は出来ないだろうが、一部競技の返上ぐらいは出来るだろう。

そのくらいのことを言い出せば、知恵のある人が知恵を出してくれるかも知れない。

まあ、スーパーマリオまでは出てこないかも知れないが、こういうことについて落としどころを見つけることが巧みな人が何人かはいるはずだ。
お手並み拝見、というところである。

いやあ、早川さんは意地悪ですね・・・。

そういう声が出てきてもおかしくないと思いながら、あえてこの一文を書いておく


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。