ブーメランだという評価が定着した感がある方が、またまた失言をしてしまったような印象である。
なんだかな、とウンザリ顔の人たちの顔が見えるような気がするが、いったいどうしたんだろうか。
人一倍言語能力、言語感覚が研ぎ澄まされていたはずなのに、さすがにこの物言いはない。
ああ、何かのジョークのつもりだったのだろうな、とすべり方がちょっと酷すぎる。
ニュースキャスター出身ということで、もう少し上手な物言いをする人だろうと思っていたが、どうも間違いだったようだ。
言葉は、生き物である。
言葉には、毒もあれば薬にもなる。
何かのシャレのつもりだったのだろうが、シャレでもダジャレでもない。
完全な失言、しかもTPOを完全に取り違えた駄弁の類だ。
ああ、こういう発言は聞きたくなかったなあ。
そう思っておられる方々が、あちこちにおられるはずである。
「顔を洗って出直してこい。」
私ならそう言うところである。
まあ、そこまでハッキリ言ってくれる人が周りにいないのかも知れないが、いないとしたら実に不幸なことである。
ご自分の心無い発言が周りの方に大変な迷惑を掛けたかも知れないことに早く気付かれた方がいい。
何かものを言う時は、予め何を言うべきかメモを作っておかれた方がいい。
エッジの利いた発言をしようと思ったら、それなりに準備をされておくことだ。
咄嗟に出た一言で、人はしばしば大きく傷付くものである。
致命傷にはならないだろうが、結構この傷は深そうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2016年12月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。