「○○に反対しないと、落選運動するぞ!」呪いの言葉は政治家に逆効果

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

一昨日(1/11)のTBS「ビビット」他の報道番組にて、北区十条近辺に計画されている「補助73号線」の話題が特集されました。

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以前にもブログで取り上げた通り、十条駅近辺は

●埼京線の踏切立体交差化事業
●西口駅前の再開発事業
●東口駅前の再開発事業
●補助73号線の新設

などの再開発プランが目白押しとなっており、特に補助73号線は私が初当選した2013年当時から大きなイシューの一つでしたが、丸4年経ってもほぼそのままの状態で争点化しています…。

参考:ヒートアップして有権者と激論をしてしまったので、反省中でございます…【十条駅再開発】
http://otokitashun.com/blog/daily/11543/

隣町に住んで子供の頃から十条駅・十条銀座を利用する区民として、またこの街に事務所をかまえる議員として、賛成・反対の様々なご意見を4年間聞いてきましたが、率直に言えば私はこれらの道路新設・再開発事業には必要性がある=賛成という立場です。

ですので今回のテレビインタビューも、反対派住民の方々の対比として、賛成する側の議員としての視点からコメントをさせていただきました。

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テレビでは「防災」の部分にクローズアップして放映されましたが、後にアナウンサーの方がフォローしてくださったように、若年層を呼び込む新たなまちづくりの起点としても意味を持つと考えています。

補助73号線については、東日本大震災をきっかけとして2012年に計画が再動してから5年目を迎え、賛成・反対両サイドの活動も活性化しています。

賛成派の住民の方々は賛成集会を開いたり、ロビー活動を積極的に行うわけではありませんが、若年層などを中心に新たなまちづくりを望む声が大きいことも実感しているところです。

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一方で、反対派・慎重派の方々が指摘するように、政治や行政サイドの説明や、今後の補償・見通しに対するフォローに不十分な面があるのも事実だと思います。

参考:テープを垂れ流す説明会では、住民の説得は不可能。都は広報コミュニケーション戦略を抜本的に見直すべし
http://otokitashun.com/blog/daily/13047/

加えて、戦後当時に策定された行政手続に不透明な部分があり、そうした問題点についても丁寧にクリアしていく必要があります。これらについては引き続き、私も行政サイドに改善を働きかけていきますし、これまでも反対派・慎重派住民の声が行政に届くように尽力してきたつもりです。

そうした中、最近では急進的な反対派の方々から

「道路計画に反対しないなら、落選運動をする」
「週刊誌に書かれているような醜聞を地元に吹聴してやる」
「そんなスタンスでは、政治家生命はおしまい」

など、かなり露骨な脅し文句を頂戴することがあり、非常に残念であると言わざる得ません。

年末にもこんな出来事がありましたし、上記のテレビ報道後にもいくつか連絡がありました。

先鋭化した一部の方であることは理解していますが、私でなくとも一般的な政治家がこのような脅し文句で考え・行動を翻すとも思えませんし、むしろ対話の扉を閉ざすだけの逆効果ではないでしょうか。

私は今後も賛成・反対に関わらずあらゆる住民の方々と対話を続けていく所存ですし、その中で道路計画・再開発計画を根底から覆す説得力のある理論や訴えに触れる機会があれば、立場を見直すこともやぶさかではありません。

しかしながら少なくとも、上記のような攻撃的な訴えによって私の立場や意見が変わる可能性はないことは、この場で明言しておきたいと思います。

議員としての役職をいただき、まもなく4年。「まずは住民の方々の声を聞いて…」と立場を曖昧にできる時期はとうに過ぎました。

不器用かもしれませんが、自分の意見や立場を鮮明にしつつ、将来世代のためのまちづくりを見据えた中長期的な視点で地元の方々とのコミュニケーションを図っていきたいと思います。

それでは、また明日。

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おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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