2月3日(金)自由民主党青年局として党中央常任委員会にて可決した、「衆議院議員比例代表候補者の73歳定年制の堅守」について、党選挙対策委員長 古屋圭司衆議院議員への申し入れしました。
そもそも自民党における衆議院議員の定年制については2000年に決まり、2003年小泉総理時代から厳格に運用されるようになったもので、比例候補については73歳定年としたものです。
この定年制について廃止を求める動きが昨年からあり、党の最高意思決定機関である総務会で定年制の撤廃を目指す発言が複数の議員からあったのです。
発言者の意見としては、年齢で区分するのはおかしいというものでした。
私たちも若ければ良いと考えているわけではありません。ただ、組織の活性化として適切な新陳代謝は必要ですし、あくまでも比例候補としての定年制ですから、小選挙区で有権者から選ばれれば73歳以上でも当選は可能なのです。
73歳以上ということであれば複数回の当選を重ねたベテランですから、比例での重複立候補をせずとも小選挙区で有権者に問えば良いのではないでしょうか。
そのような経緯の中、今回、総務会において、「定年制の廃止について選挙対策委員会にて検討する」と総務会長の発言があったため、
誤った方向へ議論が進むことのないよう、事前に古屋選対委員長へ申し入れを行ったのです。
この申し入れについては、中央常任委員会正副議長(全国の地方青年局の代表者)との連名となっており、全国の青年局国会議員・地方議員・民間メンバーの総意ということになります。
古屋選対委員長も「重く受け止めるとともに、個人としても賛同する」と発言があり、定年制については守られる方向に進むと思われます。
今後も幅広い世代が活気ある議論ができる環境をつくり、現場の思いを反映した政治ができるよう取り組んでいきます。
■報道リンク
・比例の定年制堅持を…青年局訴え(毎日新聞)
・自民・比例候補定年制、細田氏が異論 「新たな尺度で」(日本経済新聞)
・自民青年局 衆院比例代表候補の年齢制限堅持を(NHKニュース)
編集部より:この記事は、衆議院議員・小林史明氏(自由民主党、広島7区選出)のオフィシャルブログ 2017年2月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林ふみあきオフィシャルブログをご覧ください。