まあ、石原さんの記者会見の方に人が集まるだろうな、と思っているが、多分肩透かしのような記者会見になってしまうだろうと思う。
消化不良で欲求不満になりそうな記者会見をなんで石原さんは小池さんの定例記者会見にぶつけようとしているのだろうか、と不思議でならないが、多分今の石原さんには適当な広報担当が付いていないのだろう。
敏腕弁護士と周到なマスコミ対策を練っているはずだ、などと私のブログの読者の方は仰るが、私が見ている範囲では、この場面で石原さんを上手に盛り立ててくれそうな弁護士はいない。
石原さんが記者会見をするのなら、立て板に水のように何でもしっかり説明する必要があるが、石原さんはどう見ても記憶が曖昧で、如何にも年齢を感じさせるような応対をしてしまう。
橋下氏ぐらいに1を聞かれて10を返すくらいの才能の持ち主であれば、大抵のピンチを切り抜けられるだろうが、ご本人の記憶が曖昧で、手元には殆ど資料がないようなことについては如何に普段は有能だと言われている弁護士でも、大したことは出来ない。
不得要領に終わるのが関の山である。
まあ、石原さんはジタバタされない方がいいだろうな、というのが現時点での私の感想である。
何にしても、これからは都議会議員の皆さんのお手並み拝見、という段階である。
石原さんが記者会見で何を言おうが、それで一件落着、ということには絶対ならない。
都議会百条委員会での審議が食い足りないということになると、次は小池さんご本人や小池さんの特別調査チームの出番になる。
念のため。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年2月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。