手ぬぐいで高齢者の外出を手助け。クラウドファンディング開始

鹿児島県長島町は、約116K㎡の広大な面積を有していますが、人口は約1万人にとどまり、高齢化・過疎化が進む中で、人口密度の低下が続いております。

また、島内に鉄道は存在せず、公共交通としてはバスが1日数便あるだけで、これ以上の拡充は難しい状況です。そのため、自家用車を持たないひとり暮らしの高齢者などが外出するためには多くの苦労が伴います。

一方、若い町民が自家用車で移動するときは1人あるいは2人で移動することが多く、空いた席に高齢者などを無償で乗せることは十分に可能です。

そこで、「ちぇぬーで(※1)」手ぬぐいを制作して、希望する高齢者などに配布するとともに、スーパーや診療所、温泉施設などに置くことで、共助の精神による高齢者の外出と、それに伴う世代間交流を促していきます。

(※1)「ちぇぬーで」は、長島町の方言で、一緒に行こうよという意味。

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これまで長島町では、ぶり奨学金(※2)などを通じて共助の仕組みをデザインしてきましたが、「ちぇぬーで」手ぬぐいについても、みんなでお金を出し合うクラウドファンディングの手法をとることで、共助の取組を深化していきます。

(※2)「ぶり奨学金」は、長島町が世界シェアトップを誇る出世魚で回遊魚のブリにちなみ、成長して戻ってきてとの願いを込めた給付型奨学金。高校・大学等卒業後10年以内に地元に戻れば返済を全て補填する。返済の原資は行政だけではなく、町内外の寄付により賄う。

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競争から協奏へ。他の長島町のさまざまな取組と同様、全国の地域で応用可能なモデルですので、応援の程よろしくお願いいたします。

 

目標金額:28万円

募集期間:3月13日(月)~3月31日(金)

支援はこちらから。

長島大陸の仲間になりませんか。

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<井上貴至(長島町副町長(地方創生担当)プロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68581524.html

<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68619160.html


編集部より:この記事は、鹿児島県長島町副町長、井上貴至氏のブログ 2017年3月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。