共謀罪法案審議、呼ばれればどこへでも行くつもり

来年度予算が成立したので、通常国会における法案審議はいよいよこれからが本番だろうと思っている。

何と言っても一番大きく、かつ難しいのが共謀罪関連法案である。
テロ等準備罪と呼称を変えてはいるが、基本的には共謀罪を導入しようとしているのだから、共謀罪関連法案と呼んでも間違いではない。

法律の重要性や危険性を考えれば、如何にも「凶暴性」を想像させる共謀罪ぐらいでいいのかも知れない。

自民党の法務部会あたりから声がかかるかも知れないな、と思って待っていたのだが、今度の法案は昔の共謀罪法案とはまったく別のものだということにしたかったのだろうか、かつて自民党で共謀罪法案の修正案作りに実務責任者として没頭していたことのある私にはついに声がかからなかった。

4月6日あたりに衆議院の法務委員会の審議に供されるようである。
多分、籠池爆弾の処理はその頃には目途がついているだろうから、4月は連日共謀罪で紙面が埋まるようになるのだろう。

目下はテロ等準備罪と銘打ったことで共謀罪関連法案に賛成の声が多くなっているようだが、森友学園問題と同様どこで世論に火が点くか分からないのが共謀罪である。
具体論になればなるほど、反対の声が高くなるだろうと思っている。

そういった状況が現出したあたりが、私の出番になるかも知れない。

出来れば修正案策定作業の続きをさせていただけないかしら、と思っている。
共謀罪関連法案審議のどの段階でも結構である。
国会に呼ばれれば、喜んで出席させていく。

どなたから声がかかっても結構である。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年3月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。