京都府立医大病院が暴力団組長の虚偽診断書作成して収監を免れさせたといわれる事件では、京都府立医大の学長にまで嫌疑がかかっているが、その組長を府立医大病院に紹介したのは、京都きっての名門私立病院である「康生会・武田病院」である。
そして、27日に、武田病院の担当医らが逮捕された。
虚偽診断書作成・同行使の疑いで逮捕されたのは、武田病院の医師、全栄和(チョン・ヨンファ)容疑者(61)、元医事部長、大西義彦容疑者(45)、暴力団組員、山田英志容疑者(48)の3人。
ところが、これを報じた朝日新聞の記事は、名医で人格者として同医師に称賛の言葉を並べ、むしろ、擁護しているとも見えるほどだ。
「業界では腕がいいことで有名な医師」「気さくな人で職員や患者に人気がある」「全先生がやめたら、武田病院をやめる若い医者もいるんちゃうかな」という関係者の言葉が紹介されている。
実は、大阪のテレビ局である毎日放送(TBS系)によると、全栄和医師は、かつて山口大学病院に勤めていたときに、医療機器の納入をめぐる収賄容疑で逮捕され、有罪判決を受けいていたのだというのだが、朝日新聞には、そんな事は紹介されていない。
さらに同時に逮捕された医事部長についても、
「『ようするにヤクザ担当や』。武田病院関係者は、大西容疑者が暴力団関係者の患者の窓口だったと明かす。一方で、『いつもにこにこした温和な人で、とてもそうした担当の人とは思えなかった』という」「丁寧な応対をするし融通がきくから、ヤクザに好まれたのかもしれない」
とひたすら礼賛。
読者のみなさんは、これを異常な記事と思わないだろうか。朝日新聞が、日本風の通名がある場合には、コリアン風の本名も報道しないなど、韓国関係で不都合なことは報道しない“媚韓”ぶりは今に始まったことではないが、ここまで露骨だと笑うしかない。