月間販売50戸!営業で圧倒的な成果を出す人が大切にしていること

昨日の報告だったので、エイプリルフールと思った人がいるかもしれません。日本財託の天田浩平さんが、中古ワンルームの月間販売個数50戸という大変な記録を打ち立てました。

私が天田さんに初めて会ったのは、3年前。友人の早川周作さんから日本財託の重吉社長(写真右)とのご縁をいただき、紹介してもらいました。当時から営業マンとしての素質を持っていると感じていましたが、彼の最大の強みは常に高い目標設定をして、それをクリアするために努力を惜しまないことです。

また、短期的な利益を優先せず、お客様との長期的な関係を築いていることも成果を出すために重要な点です。最終的な目標は顧客満足度であり、販売実績はあくまで満足度を追求した結果と考えているのです。

「必ずしもたくさん販売しているから良い担当者と言えない。お客様にとって最良の担当者になれるように日々精進する」という姿勢を忘れない。だから成果が出ても、サービスに手を抜くことが無いのです。中古ワンルーム販売に誇りをもって、仕事に愛情を持ってコミットしている点も図抜けています。

顧客の満足度が高いから、1戸目を購入したお客様の方から、2戸、3戸と追加で購入したいと依頼される。こうなってくると、自分で営業しなくても、既存のお客様の追加購入やファンになったお客様から紹介によって営業実績が作られるようになっていきます。更には、お客様の中から応援してあげようという人まで出てきて、助けてもらえるようになるのです。こうなると、どちらがお客様なのかわかりません。

1か月が31日しかないのに、どうやって50戸の物件をお客様に説明し、人によっては現地案内し、ローンアレンジをして、決済まで持っていくのか。どのようなスケジュール管理をしているのかわかりませんが、土日もまったく休みを取らず、とにかく1分1秒を大切にし、営業に全てを捧げた結果だと思います。

販売戸数が増えれば、ローンのアレンジの経験回数も増え、それが次のお客様に対する圧倒的な情報提供にもなっていく。都心の中古ワンルームについて、最も情報を持っている男と言っても過言ではありません。

次の目標は、年間販売記録の更新だと思います。顧客満足度をさらに高めて、同社の決算期である9月の末にどんな結果になっているか楽しみです。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年4月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。