静岡知事の発言。投票率低下の責任を市民に丸投げしたらだめ

原田 謙介

低投票率なら辞職との異例の発言で物議をかもす川勝平太・静岡県知事(静岡県サイトより:編集部)

投票率50%割れなら即辞職 静岡知事選で現職・川勝平太氏「自分が出馬なら」(産経新聞) – Yahoo!ニュース 

こんな記事を発見。

低投票率への危機感を表した踏み込んだ発言としてここから議論が巻き起こることを期待したいかな。

ただ、仮に再選挙になって税金が投入される事態になっても、それは投票に行かない有権者へのペナルティーだとする見方との部分は納得できない。

投票の判断基準となる情報は候補者次第で、投票場所や時間など物理的な投票環境などは行政の責任によるところ。

ご自身が出馬されるかどうかを早く表明し政策を掲げ、選挙の構図を確定させてほしい。また、ご自身がこれまでの任期中に行ってきた投票率向上策についてもまとめていただきたい。

過去にも投票率の低さを問題視する発言はされているし、実施もしているし。

投票率の低下の責任を市民だけに負わせるのはなんか違うよね~

ちなみに、県ではなく自治体の話だが、

期日前投票の時間の拡充をずっと国に要望してて、実現させて、さっそく昨年の参院選で実践した大阪府箕面市の事例がある。

参考→箕面市の報道資料

また、知事ではなく議会の活動だが、

県議会議員が学校へ出前授業に行く大分県の取り組みある。

参考→大分県議会 


編集部より:この記事は、NPO法人YouthCreate代表、原田謙介氏のブログ 2017年4月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は原田氏のブログ『年中夢求 ハラケンのブログ』をご覧ください。