世界経済の不安要素になっているフランス大統領選挙は、23日(日)に第一回投票が行われ、上位二人が5月7日の決選投票に進む。
常識的には、日本時間の24日(月)午前3時に出口調査の結果が出る。フランスの出口調査の信頼性は高く、普通には、ここで結果確定だ。ただし、今回は接戦なので確定しないかも知れない。
アゴラでは24日の午前7時に最初の解説を掲載する予定。
候補は11人いるが、有力候補は極右のルペン、保守派(共和派)のフィヨン、中道のマクロン、左派(社会党)のアモン、急進左派のメランションだ。
最後の世論調査では、23,19、24.5、7.5、19となっている。アモンは脱落し、日本の新聞報道風にいえばマクロン、ルペン先行、フィヨン、メランション激しく追うといったところ。
マクロンとルペンで決選投票を争う可能性が50%、それ以外の組み合わせはそれぞれ10%内外。
決選投票では、マクロン64%とルペン36%とマクロン圧勝になる。ルペンはほかの三人の誰かが相手でも勝機はほとんどない。マクロンはフィヨン、メランション相手でも大差で勝つことが見込まれる。マクロンとメランションではメランション有利だが、流動的要素もといったところ。
つまるところ、ルペンはほとんど心配する必要がなく、問題はメランションだ。