こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日のテーマは、新宿ブランドについてです。
政策にも掲げていた「新宿ブランドの確立」については、平成27年第4回定例会で代表質問をさせていただきました。
その際にもご答弁をいただきましたが、新宿自治想像研究所(区政シンクタンク)で、平成28年度に新宿の魅力について分析をされるというご答弁をいただきました。
2017年3月に新宿自治フォーラムで研究成果の発表、そして4月からホームページ上でレポートが公開されました。
インターネット調査も駆使した大変参考になる資料ですが、ご興味のある方はぜひご一読ください。
自治体の魅力を考える上で最も重要なのが、
「〜と言えば、〜!」
と連想できることです。
例えば、
「宇都宮といえば、餃子」
「青森といえば、りんご」
のような感じで、イメージが確立されている自治体もあるでしょう。
多くの自治体が街の象徴を見つけ出し売り出していますが、これを決めるだけでも一苦労です。
一方で新宿区の認知度は高く、議員研修などで自治体の紹介をする際にも、新宿区を知らない人に会ったことはありません。
みなさまも何かしらのイメージをお持ちではないでしょうか。
新宿区は多様な顔を持つまちである。区内全域に集合住宅や業務ビルが立ち並ぶ一方、デパートや 商業・娯楽施設が充実している。西新宿の高層ビル街、新宿御苑や花園神社などの自然や寺社・仏閣、 風情ある神楽坂の街並み、落合などの閑静な住宅街、早稲田の学生街など様々な姿がある。神田川な どの水の流れがまちに潤いを与え、坂の多い地形が景観に変化をもたらす。そして、多様な目的で多 くの人々が訪れ、まちのにぎわいを生み出している。近年は、留学やビジネス等で居住する外国人の ほか訪日観光客も増え、国際色豊かな雰囲気を醸し出している。
ニッチなところだと、昨年はシンゴジラが大ヒットしましたが、等身大ゴジラヘッド、ゴジラバス、そして区役所にもゴジラの絵が飾ってあったり、住民票も発行されたリト、新宿に溢れるゴジラだけでも大きな魅力です。
様々な魅力がある中で、何か一つに特化するのか、各魅力を統合するのか、あるいは多様性があること自体を魅力と捉えるのか、今後検討していかなければなりません。
また、新宿ブランドの確立に関しては、代表質問でも取り上げましたが、民間企業のようにCI策定は行うべきだと考えています。
新宿区ではホームページ等で、緑がよく使われています。
ただ、緑がメインの色というわけではなく、統一感はありません。
「何となくイケない感じ」がしてしまうのは、CIが策定されていないところにも原因があります。
新宿区ではエンジニアは内製化していますが、デザイナーは不在です。
多くの方が集まる多様性のある町として、クリエイティブの強化も目指して、今後の課題として取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。